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ブーゲンビレア ブーゲンビレアBougainvillea spectabilis; bougainvillea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ブーゲンビレア
Bougainvillea spectabilis; bougainvillea

オシロイバナ科のつる性の低木で,ときには高木になる。ブラジル原産で観賞用として広く熱帯地方で栽培され,生垣や日陰棚につくられる。また温室植物としても世界中に広く普及している。上部の葉腋から短い枝を出し,その先端に 3枚の花弁状の包葉をつけ,黄白色で管状の小花をいだいている。包葉は淡紅色,濃紅色,紫紅色などで美しく,1ヵ月以上ももち,気温さえ十分であれば年中開花する。葉には毛があり互生し,枝にはとげを生じる。名称はフランスの航海者,軍人のルイ=アントアーヌ・ド・ブーゲンビルにちなむ。イカダカズラの和名もある。

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デジタル大辞泉の解説

ブーゲンビレア(〈ラテン〉Bougainvillea)

オシロイバナ科の低木。葉は卵形。赤紫色などの3枚の苞(ほう)をもつ黄白色の小花が咲く。ブラジルの原産で、観賞用。ブーゲンビリア

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世界大百科事典 第2版の解説

ブーゲンビレア【Bougainvillea】

南アメリカに10種あまりあるオシロイバナ科のつる性常緑木本植物。熱帯地方で広く栽培されている。紫色,赤色,橙色,黄色,白色などの花(実際は花序の苞葉)が樹上一面に咲き乱れるさまは壮観である。温室でもよく作られており,最近は,夏の鉢物花木として多く利用されるようになった。熱帯では生垣,刈込み作り,壁面作り,また棚作りなどにも利用される。幹はややつる状をなし,他のものに絡みついてよじのぼり,高いものでは十数mにも達する。

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大辞林 第三版の解説

ブーゲンビレア【Bougainvillea】

オシロイバナ科の半つる性の低木。ブラジル原産。温室で栽培。茎にはとげがあり、葉は卵形。花は枝先に集まってつき、濃桃色をした卵形の苞ほう三枚に囲まれる。真の花は目立たず苞を観賞する。紫・赤・橙・淡黄・白など多くの園芸品種がある。イカダカズラ。ブーゲンビリア。 [季] 夏。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ブーゲンビレア
ぶーげんびれあ
[学]Bougainvillea

オシロイバナ科の不耐冬性低木または半つる性低木。葉腋(ようえき)につける花房に、白色の小花を包むように3枚の包葉があり、紫桃、紫紅、桃、橙(だいだい)、白色などを呈して美しい。花のつかない葉腋には、鋭い刺(とげ)がつく。南アメリカ原産。よく栽培されるイカダカズラB. spectabilis Willd.は葉は丸みを帯びてやや大きく、包葉も先端に丸みがあり、やや大きい。ミセスバットやサンディエゴなど大輪品種がある。また、テリハイカダカズラB. glabra Choisy.は茎はやや細く、葉は小形で照り葉、包葉は三角形でとがり、やや小さい。包葉数の多い八重咲き品種や、葉に白い斑(ふ)の入る品種(バリエガータ)もある。
 熱帯、亜熱帯地方ではグランドカバー、フェンス、スタンダード仕立ての庭木など広く戸外で観賞されるが、温帯地方では花木鉢物として、2月から6月ころまで利用される。繁殖は挿木によるが、品種によっては発根しにくいものがあるので、挿すときに「ルートン」などの発根ホルモンを切り口にまぶすとよい。鉢植え用土は赤土に腐葉土を30%くらい混ぜた水はけのよいものを用いる。茎は、そのままだと1本で伸びるので、ときおり枝先を切って株元から多数の枝が出るようにする。8~9月はやや乾きぎみを保ち、「Bナイン」などの矮化(わいか)剤を散布すると、よく開花する。栽培には十分日に当てることが必要である。生育適温は20~25℃。5℃以上で越冬する。[鶴島久男]

文化史

1766年、フランスのルイ15世は南半球の未知の大陸の発見のために2隻の艦船を派遣したが、それに同行していた植物学者のコメルソン(コマーソンPhilibert Commerson、1727―73)は途中リオ・デ・ジャネイロで新しい花木をみいだし、艦長ブーゲンビル中佐L. A. de Bougainvilleに献上し、ブーゲンビレア属の名をたてた。ブラジルでは当時すでに栽培下にあり、植物学者ベローゾJose M. da C. Vellosoはジョセファ属Josephaを設けていたが、出版が遅れ、コメルソンに先を越された。[湯浅浩史]

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