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プラスチック廃棄物 プラスチックはいきぶつwaste plastics

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

プラスチック廃棄物
プラスチックはいきぶつ
waste plastics

プラスチック製品の廃棄物。老化,分解,腐食がほとんどないのが特色。現在,一般廃棄物に 10%前後含まれているが,埋立てではまったく腐食しないためそのまま残り,処分の方法がない。特に塩化ビニル系の高分子は,焼却炉内で高熱を発生させ,また塩化水素を発生させて焼却炉を損傷させる。都市の焼却場では排出口で塩化水素が 500ppmをこえて大気汚染の原因ともなる。また,種類が多いうえ,選別がむずかしく,それぞれ性質を異にするため処理が円滑に進まない。乾留して石油に還元する方法も試みられているが,全面的実用化には程遠く,塩化ビニル系のものから塩を取出す方法が実用化しているが,製品の処置などをめぐって,本格化するまでにはまだ時間を要する。

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世界大百科事典 第2版の解説

プラスチックはいきぶつ【プラスチック廃棄物】

企業からの産業廃棄物としてのプラスチック廃棄物は年間500万t以上に達すると推定される。企業からのプラスチック廃棄物は,比較的種類,量がまとまっているため,処理もしやすく,回収再使用されたり,より低品質の成形品にブレンド使用されたりする。またベンチや棒杭のような雑品に再生使用されることもある。企業にとって,いかに高付加価値製品へ再生使用するかは採算的にも重要な問題である。これに対し,一般家庭や農家などの末端消費者から出るプラスチック廃棄物は,広く全国に分散し,かつ他のごみと混合しているために,収集,再生使用が困難である。

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