日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヘルソン(ウクライナ)」の意味・わかりやすい解説 ヘルソン(ウクライナ)へるそんХерсон/Kherson ウクライナ南部、ヘルソン州の州都で港湾都市。人口32万8000(2001)、28万7826(2018推計)。黒海に注ぐドニプロ(ドニエプル)川の河口から約20キロメートル上流の三角州頂点に位置する。クリミア、ミコライウなどと鉄道や道路で結ばれる。港は海陸の貨物積み換え地点として発達した。造船、ボギー台車、電気機器、コンバイン、精油、ガラス、繊維、魚缶詰、ぶどう酒醸造など多種の工業がある。市の創立は1778年で、18世紀末建立のスパスキー聖堂が残る。二つの劇場、絵画館、郷土館もある。[渡辺一夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例