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ベッサラビア ベッサラビア Bessarabia

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベッサラビア
ベッサラビア
Bessarabia

ヨーロッパの歴史的地域名。ドネストル川プルト川の間に位置する豊かな農業地帯。コムギトウモロコシテンサイタバコブドウなどを産し,ウシの放牧も盛ん。今日,大部分がモルドバに,一部分ウクライナに属する。

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デジタル大辞泉の解説

ベッサラビア(Bessarabia)

東ヨーロッパ、黒海に注ぐドニエストル川プルート川との間の地域の旧称。トルコ領からロシア領となり、一時ルーマニア領ともなった。現在大部分はモルドバ共和国に属している。バッサラビア。

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百科事典マイペディアの解説

ベッサラビア

黒海沿岸,ドニエストル川とプルート川,ドナウ川下流部に囲まれた地方。ルーマニア名はバサラビアBasarabia。住民はモルダビア(ルーマニア)人,ウクライナ人,ロシア人。
→関連項目モルドバ(地方)

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世界大百科事典 第2版の解説

ベッサラビア【Bessarabiya】

現在のモルドバ共和国の地域の旧称。ルーマニア語ではバサラビアBasarabia。ドニエストル川,プルート川と黒海に囲まれた地域で,南部は平坦地で,かつては内陸アジアに連なるステップ地帯に属し,北部には高山はないがカルパチ山脈の支脈が走り丘陵地帯が多い。現在ではロシア化が進んでいるが,20世紀前半までは多数を占めるルーマニア人のほかにさまざまなエスニック集団が共存し,民族学の博物館と呼ばれた。 古代にはスキタイ遊牧民族が支配し,のちダキアの勢力下に置かれたが,ローマ帝国のダキア支配が崩れる3世紀以降はまさしく諸民族の移動・通過地となり,ゴート族アバール人ブルガール族スラブ人などが相次いで来住した。

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大辞林 第三版の解説

ベッサラビア【Bessarabia】

東ヨーロッパ、ドニエストル川・プルート川・黒海に囲まれた地域。古くからロシア・オスマン帝国・ルーマニアの係争地。現在、モルドバ共和国に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベッサラビア
べっさらびあ
Bessarabia

ヨーロッパ東部、ともに黒海に注ぐドニエストル川とプルート川に挟まれた歴史的地域。面積約4万5000平方キロメートル。ルーマニア語名バサラビアBasarabia。「ベッサラビア」は英語名。モルドバ共和国の大部分を占めるが、歴史的な係争地域で、住民の3分の2弱がルーマニア人(旧ソ連では独自の「モルダビア人」だとしていた)、残りはウクライナ人ロシア人などである。中心都市キシニョフ。14世紀にルーマニア人が建国したモルダビア公国の一部となったが、16世紀にはモルダビアとともにオスマン・トルコの宗主権下に入った。トルコは1812年ブカレスト条約によってベッサラビアをロシアに割譲。1917年ロシア革命後、同地は混乱に陥ったが、18年4月に同地のルーマニア人の評議会(スファト)は、進攻してきたルーマニア軍を背景にルーマニアとの合併を決議した。ソ連はそれに強く抗議し、39年の独ソ不可侵条約ドイツの了解を得たうえで40年6月に最後通牒(つうちょう)を発し、ルーマニアから同地を奪還。第二次世界大戦時に枢軸側にたったルーマニアが同地を奪ったが、戦争末期にソ連が回復した。1960年代に入って、歴史論争の形でベッサラビアをめぐる両国の抗争が再燃した。[木戸 蓊]

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世界大百科事典内のベッサラビアの言及

【ルーマニア】より

…ドイツに信任のあついアントネスクが国家指導者となり,やがて日独伊三国同盟に加盟した。この間40年6月にソ連はルーマニアに最後通牒を送り,ベッサラビアと北ブコビナを領有,ブルガリアも南ドブロジャを領有,またドイツ,イタリアのウィーン裁定によってトランシルバニア北部がハンガリーに与えられた。第2次大戦が始まると,41年6月ルーマニアは対ソ戦に参加したが,国内では労働者や知識人による反戦運動が起き,44年8月ソ連軍がルーマニア領土への反攻を開始したのに呼応して,戦争からの離脱工作があわただしく行われた。…

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