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ベトミン Viet-minh

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベトミン
Viet-minh

ベトナム独立同盟会 Vietnam doc-lap dong-minh-hoiの略称。 1941年5月 10~19日中国国境に近いカオバン省のパクポで開かれたインドシナ共産党第8回中央委員会でホー・チ・ミン提唱により共産党を主軸とし既存の各種救国会を含めた統一戦線として結成された。 43年末頃からゲリラ戦を開始し,アメリカの支援のもとに日本軍と戦い,北部トンキン地方のかなりの部分を手中に収めた。日本降伏に伴い首都を占領,独立を宣言したが,イギリス軍は残存日本軍を再編成してサイゴン (現ホーチミン市) からベトミン軍を撃退した。 46年5月に,ベトミンに未参加の愛国者を吸収するため,新しい統一戦線リエンベト Lien Viet (連越) が結成されたが,フランス軍は 46年 11月ハイフォンを爆撃。こうして以後8年間にわたる対仏独立戦争に突入した。抗仏戦下の 51年3月にベトミンとリエンベトが併合,リエンベトの名でベトミンの伝統が受継がれたが,ジュネーブ協定成立後の 55年9月に,祖国統一のためのベトナム祖国戦線 Vietnam Fatherland Frontが結成され,ベトミンは名実ともに解散した。

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百科事典マイペディアの解説

ベトミン

ベトナム独立同盟会の略称で,1941年インドシナ共産党,民族主義者を中心に結成された民族解放統一戦線。ホー・チ・ミンを指導者に第2次大戦中の抗日活動,戦後の独立闘争に中心的役割を果たした。
→関連項目バオダイファム・バン・ドンベトナム共産党ホー・チ・ミン

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世界大百科事典 第2版の解説

ベトミン【Viet Minh】

ベトナム独立同盟会の略称。インドシナ共産党(現,ベトナム共産党)第8回中央委員会(1941年5月)の決議に基づき,1941年5月19日,フランスおよび日本に対する民族解放の戦いに各階層,党派,大衆団体に属する人民を広範に結集させるために設立された統一戦線組織。ベトミンに参加する大衆団体には,国を救うことを重要な目的とする意味で,例えばベトナム労働者救国会,ベトナム農民救国会,ベトナム婦人救国会などのように,その団体名に救国会の3文字がつけられた。

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大辞林 第三版の解説

ベトミン【Vietminh】

「ベトナム独立同盟」の略称。1941年ホー=チ=ミンを中心に結成された民族統一戦線。45年ベトナム民主共和国を樹立、51年連合戦線に結集して解消。越盟。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベトミン
べとみん
Viet Minh

越盟。ベトナム独立同盟Viet Nam Doc Lap Dong Minhの略称。1941年5月のインドシナ共産党第8回中央委員会決定に基づいて結成された民族統一戦線。目的はインドシナのあらゆる勢力を結集して帝国主義を打倒し、インドシナ(ベトナム、ラオス、カンボジア)の独立を達成することで、それ以降、反日・反仏闘争を展開、日本軍の敗北後は抗仏闘争の支柱となり、インドシナの独立と解放に中心的役割を果たした。[丸山静雄]
『アジア・アフリカ研究所編『ベトナム』上下(1977・水曜社) ▽石山昭男著『ベトナム解放戦史』(1977・三省堂)』

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世界大百科事典内のベトミンの言及

【インドシナ戦争】より

…1945年3月,日本軍はクーデタによってフランス勢力を倒し,かわってベトナムのバオダイ帝,カンボジアのシアヌーク王,ラオスのシー・サワン・ウォン王を擁立して独立させた。同年8月日本軍が降伏するや,ベトナムでは反日抵抗組織ベトナム独立同盟会(ベトミン)が,インドシナ共産党の主導の下に各地でバオダイ政権からの奪権闘争を行い,9月2日ベトナム民主共和国を樹立した。一方,ラオスでは反仏組織ラオ・イッサラ(自由ラオス),カンボジアではソン・ゴク・タンSon Ngoc Tanh首相らが中心となって,3月の独立が再確認された。…

【ベトナム】より

…しかし38年に大弾圧を受け,地下に潜った。 40年日本軍がインドシナに進駐するや,共産党はバクソン蜂起によって軍事組織をつくる一方,翌年ベトミン(ベトナム独立同盟会)を結成して,日・仏二重支配に抵抗した。45年三・九クーデタにより日本軍はフランス領インドシナを解体し,バオダイ帝の独立を認めたが,もはや封建王朝ではベトナム人の支持を得られなかった。…

※「ベトミン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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