日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ベブレン(Oswald Veblen)
べぶれん
Oswald Veblen
(1880―1960)
アメリカの数学者。アイオワ州の生まれ。アイオワ、ハーバードの大学に学び、シカゴ大学で学位を取得(1903)。プリンストン大学教授を経てプリンストン高等研究所教授。初期のヤングJ. W. Young(1879―1932)との共著『射影幾何学Ⅰ・Ⅱ』(1909)もよく知られるが、1920年代に、プリンストン大学のアイゼンハルトL. P. Eisenhart(1876―1965)らと協力して、道の擬似幾何学、道の射影幾何学、リーマン空間の共形幾何学の研究と、これらの統一場理論への応用に貢献した。
[矢野健太郎]
[参照項目] |
| | |