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ベリリウム ベリリウム beryllium

翻訳|beryllium

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベリリウム
ベリリウム
beryllium

元素記号 Be ,原子番号4,原子量 9.012182。周期表2族に属する。 1797年 L.-N.ボークランによって初めて発見,分離された。ベリリウムの資源鉱物は緑柱石酸化ベリリウムを 11~13%含む。

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デジタル大辞泉の解説

ベリリウム(beryllium)

金属元素の一。単体は銀白色の軽金属。硬くてもろいが、高温で展性・延性がある。天然には緑柱石ベリル)として産出。有毒で、粉塵(ふんじん)の吸入により肺の障害が起こる。軽合金材料、原子炉の減速材などに利用。元素記号Be 原子番号4。原子量9.012。

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百科事典マイペディアの解説

ベリリウム

元素記号はBe。原子番号4,原子量9.0121831。融点1287℃,沸点2472℃。アルカリ土類金属元素の一つ。1797年ボークランが発見。銀白色の金属。常温ではもろく,空気中では表面のみ酸化される。
→関連項目ベリリウム銅

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世界大百科事典 第2版の解説

ベリリウム【beryllium】

周期表元素記号=Be 原子番号=4原子量=9.01218地殻中の存在度=2.8ppm(45位)安定核種存在比 9Be=100%融点=1278℃ 沸点=2970℃比重=1.85電子配置=[He]2s2 おもな酸化数=II化学記号Be。周期表の第IIA族アルカリ土類金属に属する元素の一つ。天然に緑柱石beryl(ベリル)3BeO・Al2O3・6SiO2,ベルトランド石bertrandite 4BeO・SiO2・H2Oの主成分として,1797年フランスのL.N.ボークランがこの石の中から発見,1828年F.ウェーラー塩化ベリリウムカリウムで還元して,初めて金属を得て,緑柱石にちなんで命名した。

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大辞林 第三版の解説

ベリリウム【beryllium】

金属元素の一。 2 族に属するが、普通アルカリ土類金属には入れない。元素記号 Be  原子番号4。原子量9.012。天然には緑柱石として産出する。銀白色の金属で展性・延性に富み、軽合金の材料や原子炉の減速材などに用いる。有毒で、皮膚・肺などを侵す。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベリリウム
べりりうむ
beryllium

周期表第2族に属し、アルカリ土類元素の一つに含められる場合もある。マグネシウム以下のアルカリ土類元素と違い、地殻中にあまり広く分布していない。わずかに数種の鉱物中にみいだされるにすぎない。もっとも重要なものは緑柱石Be3Al2(SiO3)6であり、ほかにフェナサイトBe2SiO4などがある。1797年、フランスのボークランは緑柱石から新しい酸化物(すなわち酸化ベリリウム)を単離した。これが甘味のある塩(たとえば塩化ベリリウム)を与えることから、その成分である新元素に、甘いを意味するギリシア語のglucusにちなんで、グルサイニウムgluciniumの名を与えた。しかし甘い塩は他の元素にもあることがわかったため、緑柱石のギリシア語beryllosにちなんでベリリウムとよぶようになった。1828年にドイツのF・ウェーラーが、塩化ベリリウムを金属カリウムで熱還元することによって、初めて金属単体を得ている。[鳥居泰男]

製法

緑柱石を融解後、酸とアルカリで処理して水酸化ベリリウムを得、焼いて酸化物に変える。これをフッ素化してフッ化ベリリウムBeF2として、約1000℃でマグネシウム還元する。また、酸化物を塩素化して塩化ベリリウムBeCl2とし、塩化ナトリウムを加えて融解電解する。1300~1400℃で減圧蒸留して精製する。[鳥居泰男]

性質

銀白色のかなり軽い金属で、きわめて硬くもろい。空気中では常温で表面に酸化物の薄膜ができるため灰白色を呈するが、これが内部を保護するため、酸化はそれ以上進まず、よく磨いた面は長く光沢を失わない。高温では速やかに酸化され、粉末状であれば燃えて酸化物BeOを生ずる。酸化被膜の保護作用のため、水とは100℃でも反応しない。希塩酸や希硫酸には水素を発生して溶けるが、硝酸には不動態化して溶けない。アルミニウムと同様に水酸化アルカリに溶け、いわゆるベリリウム酸イオンを生ずる。[鳥居泰男]

用途

銅、ニッケル、鉄などとの合金の材料としての用途が主要なものである。またX線管の窓、原子炉における中性子減速材などに用いられる。金属ベリリウムとその化合物は有毒で、皮膚や肺を侵すので取扱いには注意を要する。[鳥居泰男]

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世界大百科事典内のベリリウムの言及

【軽金属工業】より

…金属工業のうち,比重の比較的小さい金属,すなわち軽金属を扱う工業。軽金属には,アルミニウム,マグネシウム,チタン,ベリリウム,リチウムなどがあるが,とくにアルミニウムは鉄に次いで生産量が多く,軽金属の代表であるので,ここではアルミニウム工業を中心に述べる。
[アルミニウム]
 原鉱石(ボーキサイトなど)からアルミナAl2O3を製造する化学的工程と,その電解工程(アルミ1t当り約1万5000kWhを要する)の2過程を要する高度な電気化学工業で,その発達には苛性ソーダ,フッ化物,電力など関連工業の発達,高品位の原鉱石ボーキサイト(Al2O350%以上含有)と,豊富で安価な発電地帯を有することが条件となる。…

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