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ベロナ ベロナBellona

翻訳|Bellona

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベロナ
Bellona

古代ローマの戦いの女神。ギリシアエニュオと同一視され,マルスの妻,または乳母あるいは姉妹ともいわれる。復讐の女神エリニュスに似た恐ろしい姿で,手に武器とたいまつを持ち,マルスの戦車を御する姿で表わされることが多い。

ベロナ
Verona

イタリア北部,ベネト州ベロナ県の県都。アルプスから流れ出たアディジェ川が平野に出て曲流する屈曲部を占める。古代にはケノマニ人の居住地。前 89年にローマ人の植民都市となり,中心部に広場や闘技場,川の対岸に劇場がつくられ,3世紀には現存する城壁や城門が建設された。 12世紀にはロンバルディア同盟のなかで指導的な役割を果たしたが,1387年ミラノに支配され,15~18世紀はベネチアの統治に服した。シェークスピアの『ロミオとジュリエット』はこの町の実話によったもの。北イタリアで最もローマ遺跡に富むほか,12世紀建設でロンバルディア様式のサン・ゼノ・マジョーレ聖堂をはじめ,古城,大聖堂など中世の建造物も多く,中世絵画でも知られる。観光都市であり,イタリアから中央ヨーロッパに入る交通の要地。果実や野菜を輸出し,穀物市場としても重要。 1898年以来毎年,万国農業・馬匹品評会が開かれる。機械・化学工業,製紙,精糖などのほか,工芸品,貴金属細工,大理石彫刻などが行なわれ,特にワイン生産で有名。 2000年世界遺産の文化遺産に登録された。人口 26万3964(2011推計)。

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百科事典マイペディアの解説

ベロナ

ローマ神話の戦争をつかさどる女神。軍神マルスの妃または妹とされ,ギリシア神話のエニュオと同一視された。

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世界大百科事典 第2版の解説

ベロナ【Bellona】

古代ローマの戦の女神。軍神マルスの后または妹とされ,ギリシア神話の戦の女神エニュオEnyōと同一視された。彼女の神殿は前3世紀初頭にローマ市の北西部,市壁の外の〈マルスの野〉に建設され,戦争から帰還した軍隊の指揮官や外国からの使節を迎える元老院の集会場として用いられた。【水谷 智洋】

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