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ベンガジ Benghazi

百科事典マイペディアの解説

ベンガジ

リビア東部,地中海岸の港湾都市。アラビア語ではバンガージー。キレナイカ地方の主都。石油の開発で1960年以降急速に発展。古代ギリシアの植民市に由来。16世紀から1911年までオスマン帝国領,1911年―1942年はイタリア領であった。1974年までトリポリとともにリビアの首都。91万2000人(2000)。

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世界大百科事典 第2版の解説

ベンガジ【Bengazi】

リビア東部,地中海に臨む都市でベンガジ州(旧,キレナイカ州)の州都。人口44万6000(1988)。アラビア語ではバンガージーBanghāzī。町の起源は前7世紀にさかのぼり,ギリシア人が建設したアフリカ植民都市の一つ,ベレニスとして誕生し,以来幾多の外国による支配を経験した。古来西アフリカのワダーイに通じる隊商路の起点であったとともに,地中海貿易の港としても重要であった。周辺の丘陵地帯の遊牧民がベンガジへ持ち込む牛,バター,蜂蜜,羊毛,ダチョウの羽などのうち,牛とダチョウの羽は海を越えてマルタ,マルセイユまで輸出され,また羊毛は西のトリポリへ運ばれて毛織物やじゅうたんの原料として供された。

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大辞林 第三版の解説

ベンガジ【Benghazi】

リビア北東部の地中海に臨む港湾都市。石油開発により発展。精油・食品工業が盛ん。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベンガジ
べんがじ
Benghazi

北アフリカ、リビア東部のキレナイカ地方の中心都市。シルテ湾北東端に位置する港湾都市である。人口69万6500(2001推計)。同国ではトリポリに次ぐ第二の都市で、独立後は首都の一つであった。古くはベレニスBereniceとよばれたギリシアの植民都市で、サハラへの隊商路の起点として栄えた。アラブ人の侵入で破壊されたが、15世紀トリポリタニアからの商人が再建した。1911年以後イタリアの植民地となり近代的な市街と港湾が建設された。第二次世界大戦中戦災を受けたが、戦後の石油開発の進展で現代的な大都市に発展した。工業では製粉、食品加工、製油などがあり、皮細工、じゅうたんなどの伝統工芸も行われる。大学と国際空港がある。[藤井宏志]

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世界大百科事典内のベンガジの言及

【リビア】より

…地中海交易を掌握していたフェニキア人,ギリシア人はそうした条件下の北アフリカに植民都市群を建設,これらを,大麦,小麦,ヨーロッパから導入したオリーブやブドウなどを生産する穀倉地として,また黄金,象牙,奴隷,ダチョウの羽根などのアフリカ産品の交易基地として確保した。西のトリポリタニアには前8世紀,カルタゴを中心にフェニキア人の形成した西地中海交易圏の一環としてレプティス・マグナ(現,トリポリ),サブラータが,また前7~前6世紀に東のキレナイカにギリシア人のキュレネ,ベレニケ(現,ベンガジ)などの植民地群が建設された。植民都市群は一定の交易関係を除けば,内陸部とは断絶した,いわばヨーロッパ世界の一部であり,砂漠周縁のベルベル原住民の侵入や略奪に絶えず脅かされた。…

※「ベンガジ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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