ペリンダバ条約(読み)ぺりんだばじょうやく(英語表記)Pelindaba Treaty

デジタル大辞泉の解説

ペリンダバ‐じょうやく〔‐デウヤク〕【ペリンダバ条約】

《「アフリカ非核兵器地帯条約」の通称》アフリカ大陸の非核化を定めた条約。2009年発効。アフリカ諸国54か国を対象とし、締約国による核爆発装置の研究・開発・製造・貯蔵・取得・保有・管理、および核実験を禁止。他国による自国領域内での核爆発装置の配置・運搬・実験等を禁止する。また、議定書で核兵器国による核爆発装置の使用・威嚇、および域内での実験を禁止している。名称は、条約が実質的に合意された南アフリカ共和国の首都プレトリア郊外の町の名に由来。

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百科事典マイペディアの解説

ペリンダバ条約【ペリンダバじょうやく】

アフリカ非核地帯条約の通称。1995年6月,アフリカ統一機構(OAU)で採択された条約で,加盟国における核爆発装置の製造・貯蔵・取得・所有・管理ならびに研究・開発を禁ずるというもの。ペリンダバPelindabaとは南ア共和国のプレトリア近郊の地名で,かつて南アの核開発研究所があり,この地で条約の最終交渉が行われた。南アが1991年に核拡散防止条約に加入し,核兵器の廃棄を宣言したことで,同条約が実現した。この条約では既存の核施設の解体・破壊または平和利用への転換を義務づけている。なお条約の履行確保のためにアフリカ原子力委員会が設置される。また,条約には核兵器国に核兵器の使用禁止,核実験の禁止を約束させる議定書が付されており,米英仏中ロの核兵器保有5大国が署名。1996年4月カイロで調印。2004年8月現在加盟19ヵ国。28ヵ国の批准によって発効する。→トラテロルコ条約ラロトンガ条約東南アジア非核地帯条約

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