ホキ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホキ」の意味・わかりやすい解説

ホキ
ほき
hoki
whiptail
blue grenadier
[学] Macruronus novaezelandiae

硬骨魚綱タラ目メルルーサ科Merlucciidaeに属する海水魚。ニュージーランド沖、南オーストラリアに分布し、水深200~800メートルの海底にすむ。体はよく側扁(そくへん)し、尾部は紐(ひも)状に延長する。口は大きく、その後端は目の中央下に達する。頭は小さく、眼下部がまったく隆起しない。下顎(かがく)の下面にひげがない。背びれ、臀(しり)びれは尾びれと連接する。体の背面は暗青色、側面と腹面は青みがかった白色で、全体が銀色に光る。腹びれを除くほかのひれは黒い。1~2歳までは大陸棚に、未成魚は大陸棚斜面にすみ、やがてより深いところへ移住する。魚食性でおもにハダカイワシ類を、そのほか小エビ類、端脚類(たんきゃくるい)、オキアミ類などを食べる。1年で26センチメートル、3年で50センチメートル、4年で60センチメートルに成長する。雄では60センチメートル、雌では68センチメートルで成熟する。産卵期は7~8月。寿命は12~15年。全長130センチメートルぐらいになる。トロールで漁獲され、惣菜用の切身すり身の原料になる。

落合 明・尼岡邦夫]

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小学館の図鑑NEO[新版] 魚 「ホキ」の解説

ホキ
学名:Macruronus novaezelandiae

種名 / ホキ
目名科名 / タラ目|メルルーサ科
解説 / 大陸だなのふちから大陸斜面上部にすみ、主にハダカイワシなどの魚類やオキアミ類を食べます。
全長 / 130cm
分布 / ニュージーランド、オーストラリア南部
人との関わり / 食用、白身魚のフライの材料

出典 小学館の図鑑NEO[新版] 魚小学館の図鑑NEO[新版] 魚について 情報

栄養・生化学辞典 「ホキ」の解説

ホキ

 [Macruronus novaeze landiae].タラ目マクルロヌス科の海産魚.全長1.3mになる.食用にする.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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