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ホタ jota

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ホタ
jota

スペイン北部の民俗舞踊および民謡。特にアラゴン地方のものはホタ・アラゴネサとも呼ばれて有名。ギター,タンバリンなどで伴奏され,普通は4小節ごとに主音と属音を奏する。3拍子の速いリズムで,男女一対または多数の男女が対になってカスタネットを手に踊り,激しい跳躍と回転のうちに求愛を表わす舞踊で,コミカルな要素を多分に含んでいる。バレンシア地方のホタではカンテ (歌) もうたわれ,アラゴン地方のホタに比べてリズムが細かく,さまざまな隊形を作って大勢で踊られる。語源は,12世紀アラビアの吟遊詩人アベン・ホット Aben Jotが踊りはじめたことから,彼の名をとってホタとしたという説もあるがその根拠は薄い。

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デジタル大辞泉の解説

ホタ(〈スペイン〉jota)

スペインの民謡。また、その舞踊。北東部のアラゴン地方で始まり、各地で行われる。速い三拍子のリズムで、ギター・カスタネットなどを伴奏に踊る。

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百科事典マイペディアの解説

ホタ

スペインの民謡,民俗舞曲。アラゴン地方が本場。3拍子系の速いリズムで,激しい跳躍と回転が特徴。ギターやカスタネットなどで伴奏。グリンカファリャアルベニスにこれを素材とした作品がある。
→関連項目ラウード

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世界大百科事典 第2版の解説

ホタ【jota[スペイン]】

スペインの民謡,民俗舞曲。北東部アラゴン地方が本場だといわれ,今日も最も盛んに歌い踊られるのは同地方であるが,またスペイン各地に普及して変型を生んでもいる。とくにナバラ地方のホタ・ナバラ,バレンシア地方のホタ・バレンシアーナなどは,アラゴン地方の〈正調〉(ホタ・アラゴネーサ)に次いでよく知られている。音楽的な構造は,民俗的弦楽器合奏による快活な前奏のあと歌に入り,そこでは1フレーズごとに長調主和音属和音が交代するだけという単純なものである。

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大辞林 第三版の解説

ホタ【jota】

スペイン北部の民俗舞踊と音楽。ギター・カスタネット・タンバリンなどで伴奏をする急速な激しい踊りで、三拍子、二人以上で踊るものが多い。

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世界大百科事典内のホタの言及

【スペイン音楽】より

…なおスペイン民謡は慣習的におおむね独唱で歌われるが,カタルニャ,バスクでは19世紀から興った民衆的な合唱運動が根づき,今では一つの伝統をなしている。アラゴン地方の名物はホタで,これには歌うため,踊るためと大別して二つの型があるが,いずれにせよ〈涙と笑いを同時に含む〉と表現される独特な趣をもっている。このホタはアラゴン以外の土地にも普及してさまざまな変形を生んでおり,中でもナバラ地方,バレンシア地方のものなどはよく知られる。…

【スペイン舞踊】より

…スペインは,舞踊のさかんなことにかけてはヨーロッパでも指折りの国である。ボレロセギディーリャホタファンダンゴ,各種フラメンコ舞踊など世界的に知られる踊りも少なくない。なかでも著名なのはフラメンコだが,これがスペイン舞踊のすべてであるように思うのは誤解で,この国にはより古い歴史をもつ古典舞踊や,それぞれ固有の風土を背景とした多様な民俗舞踊の流れも存在する。…

※「ホタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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