ホノルル(英語表記)Honolulu

翻訳|Honolulu

デジタル大辞泉 「ホノルル」の意味・読み・例文・類語

ホノルル(Honolulu)

米国ハワイ州の州都ハワイ諸島オアフ島南東部にある観光保養都市太平洋航路・空路要地。海水浴場ワイキキビーチがあり、北西郊パールハーバーがある。

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精選版 日本国語大辞典 「ホノルル」の意味・読み・例文・類語

ホノルル

  1. ( Honolulu ) アメリカ合衆国ハワイ州の州都。オアフ島南東岸の港湾都市。太平洋航路、航空路の寄港中継地。西郊にアメリカ海軍基地パールハーバーがある。東郊ワイキキ海岸は保養地観光地として有名。

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改訂新版 世界大百科事典 「ホノルル」の意味・わかりやすい解説

ホノルル
Honolulu

アメリカ合衆国ハワイ州,オアフ島南岸にある州都で最大都市。人口37万7379(2005),大都市域人口86万(1992)。ホノルルとはハワイのポリネシア語で〈保護された湾〉という意味。1794年にイギリス船がここに白人として初めて到着したときには,ポリネシア人の小さな村があるにすぎなかった。その後港町として発展し,太平洋の捕鯨基地ともなった。1820年にはニューイングランドプロテスタント宣教師布教を開始した。50年,カメハメハ3世の代にハワイ王国首都となった。19世紀後半にはパイナップルサトウキビの栽培が発展して,多数の移民労働者が集まった。ハワイは98年,アメリカ合衆国領となったが,その後もホノルルは中心都市として発展し,1959年のハワイ州成立とともに州都となった。まさにホノルルはハワイの顔であり,中心である。港湾機能はかなり後退したが,航空交通の要点としての役割は絶大で,太平洋中部最大の拠点となっている。西方のパール・ハーバー(真珠湾)の軍港もこの戦略的位置から重要視されている。常夏の気候とワイキキ海岸に見られるような美しい熱帯景観に魅せられて,世界各国とりわけ合衆国本土と日本からの観光客が集まる。住民はヨーロッパ系,日系,ポリネシア系,フィリピン系など多様であり,日本語もかなり通用している。文化施設には,ハワイ大学マノア校のキャンパス内にある東西比較文化の研究で知られるイースト・ウェスト・センター,太平洋圏文化のコレクションで知られるビショップ博物館やポリネシア文化センターなどがあり,多くの人をひきつけている。
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百科事典マイペディア 「ホノルル」の意味・わかりやすい解説

ホノルル

米国,ハワイ州,オアフ島南岸の都市で州都。太平洋横断航路・空路が集中する交通の要地。北西にパール・ハーバー(真珠湾)の軍事基地があり,ワイキキダイヤモンド・ヘッドなど観光地としても著名。工業は製糖,パイナップル缶詰など食品加工が主。1850年カメハメハ3世の時ハワイ王国の首都となった。ハワイ大学(1907年創立),ビショップ博物館,イオラニ宮殿がある。日系人が多い。38万7170人(2010)。
→関連項目オアフ[島]ハワイ[州]

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