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ホミニゼーション hominization

世界大百科事典 第2版の解説

ホミニゼーション【hominization】

生物進化の中で,人類以前の祖先から人類が誕生した段階およびその経過をいう。ヒト化ともいう。1924年に初めて南アフリカのタウングで見つかって以来,タンザニアオルドバイからエチオピアのオモにかけての東アフリカ大地溝帯を中心に,これまでに500体分以上の猿人すなわちアウストラロピテクス化石が発見された。それらの大部分は断片的な骨や歯であったが,いずれもほぼ完全な直立二足歩行者であることを示していた。それにもかかわらず推定脳容量は約450~700ccで,体の大きさを考慮した相対的な脳の大きさは,現生の類人猿と大差のないものであった。

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大辞林 第三版の解説

ホミニゼーション【hominization】

ヒト化。人類の祖先が類人猿と分かれてホモ-サピエンスまで進化する過程。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ホミニゼーション

人類化」のページをご覧ください。

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世界大百科事典内のホミニゼーションの言及

【家畜化】より

…また脳重量の減少,短頭化,骨組織の脆弱(ぜいじやく)化,筋の退化あるいは体毛の減少などがしばしば見られる。このような形態的変化およびそれにともなう生態的・行動的変化のいくつかが,人類進化の過程にも見られるところから,ヒト化hominizationをヒトの自己家畜化self‐domesticationであるとみなす立場もある。集団レベルの変化としては,毛色多型coat‐color polymorphismが各家畜種を通じ広く認められ,あるいは奇形的機能や形態が家畜品種の特徴となることもある。…

【人類】より


[生業形態]
 約1万年以前には人類のすべては狩猟採集を生業としていたといわれている。このようにホミニゼーション(ヒト化)を達成させたのは,狩猟採集という自然に依存し直接自然に働きかける生業形態であったことは注目に値するが,その間においても絶えず石器等の生活用具は洗練の度を加えていったことを忘れてはならない。しかし,狩猟採集時代の社会は,今日の狩猟採集民のバード社会と大きく異なるものではなかったにちがいない。…

※「ホミニゼーション」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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