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ボーリウム bohrium

翻訳|bohrium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボーリウム
bohrium

人工元素の一つ。元素記号 Bh。原子番号 107。1981年ドイツのダルムシュタットにある重イオン研究所 GSIのゴットフリート・ミュンツェンベルクらは,ビスマス209にクロム54を衝突させて質量数 263の 107番元素を経て質量数 261の 107番元素が得られることを明らかにし,初めて 107番元素の製造に成功した。質量数 261の 107番元素は半減期 12.6msで質量数 265の 105番元素となり,3.6秒でローレンシウム254を経て 2.1秒でメンデレビウム250となる。国際純正・応用化学連合 IUPACと国際純粋・応用物理学連合 IUPAPは 1997年,デンマークの理論物理学者ニールス・ボーアにちなんでボーリウムと命名した。

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デジタル大辞泉の解説

ボーリウム(bohrium)

7族に属する人工放射性元素。1976年、旧ソ連のグループ209Biと54Cuの反応などにより生成されることを報告したが、1981年ドイツ、ダルムシュタットの重イオン研究所(GSI)のグループにより実証された。質量数262の同位体がよく知られる。元素記号Bh 原子番号107。

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百科事典マイペディアの解説

ボーリウム

元素記号Bh。原子番号107番。人工元素の1つ。1981年ドイツのダルムシュタット重イオン研究所のミュンツェンベルクらはコールドフュージョン法を用い(209/)Biに(54/)Crを衝突させて質量数263の107番元素を経て質量数262の107番元素が得られることを明らかにし,初めて107番元素の製造に成功した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ボーリウム
ぼーりうむ
bohrium

周期表第7族に属する人工元素の一つ。原子番号107の元素。1981年ドイツのダルムシュタット重イオン研究所のミュンツェンベルクGottfried Mnzenberg(1940― )らは、コールドフュージョン法を用い、ビスマス209(209Bi)にクロム54(54Cr)を衝突させて263107(質量数263の107番元素)を経て262107が得られることを明らかにし、初めて107番元素の製造に成功した。ここに得られた262107は半減期12.6ms(ミリ秒)で265105となり、3.6秒でローレンシウム254(254Lr)を経て2.1秒でメンデレビウム250(250Md)となる。これに先立ち1976年ソ連のドゥブナ研究所でビスマス209にクロム54を、また鉛208(208Pb)にマンガン55(55Mn)を衝突させて107番元素を得たと報告しているが、これは確認が得られるには至らなかった。国際純正・応用化学連合(IUPAC:International Union of Pure and Applied Chemistry)と国際純粋・応用物理連合(IUPAP:International Union of Pure and Applied Physics)は1994年の暫定を経て、1997年ボーリウムの名称を正式決定した。元素記号Bh。これはデンマークの理論物理学者で原子構造理論の開拓者ボーアにちなむ。[中原勝儼]

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