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マクワウリ(真桑瓜) マクワウリCucumis melo var. makuwa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マクワウリ(真桑瓜)
マクワウリ
Cucumis melo var. makuwa

ウリ科のつる性の一年草で,メロンシロウリと同一種とされる。インド原産といわれ,栽培の歴史は古い。つるは長く地上をはい,掌状に3~7裂した葉を互生する。雌雄同株で夏,黄色の雄花と雌花を開く。花冠は5裂し,直径約 2cmである。果実は円柱状楕円体で長さ 10~15cm,直径約5~10cmとなり,果皮は黄緑色で縦に淡い色の縞がある。果肉は多汁で軟らかく,一種の香気があり甘いので果物として生食する。昔,岐阜県の真桑村で本種の良品種を産したのでこの名がある。果実の表面が黄金色の金マクワ,緑色の地に緑白の縞のある銀マクワ,果実が球形に近いプリンスメロンなどの品種がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

マクワウリ【マクワウリ(真桑瓜) oriental melon】

初夏の果物として親しまれてきたウリ科の一年草(イラスト)。岐阜県本巣郡真桑村(現,真正町)が良品の産地であったので,地名にちなんで名付けられた。古くは〈甜瓜〉と書き,カラウリ,アジウリ(味瓜)とも呼ばれた。アフリカ原産のメロン類が,インドを経て紀元前に中国に伝わり分化したもので,華北を中心として発達し,5世紀ころにはすでに多くの品種が育成されたといわれる。日本への渡来は明らかでないが,応神天皇のころ朝鮮からの使者や帰化人によって伝えられたともいわれている。

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世界大百科事典内のマクワウリ(真桑瓜)の言及

【ウリ(瓜)】より

…ウリは広義にはウリ科に属する栽培植物(ウリ類)やその果実の総称であるが,狭義にはマクワウリ(イラスト),メロン(イラスト),シロウリキュウリ(イラスト)などを含むキュウリ属の果実を指す。ウリ類の果実は,多肉・多汁な果肉を有するものが多いので,食用としての利用価値が高い。…

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