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マダラ マダラ Gadus macrocephalus; Pacific cod

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マダラ
マダラ
Gadus macrocephalus; Pacific cod

タラ目タラ科の海水魚。体長 75cm内外。体はやや側扁し,腹部が大きく後方が細くなる。頭部は比較的大きい。上顎は下顎より長く,下顎の先に1本の長いひげがある。鱗は小さい。体は淡灰褐色で腹面は淡く,背部と側面に不定形の紋が多数ある。

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マダラ
マダラ
Madara

ブルガリア東部,シュメンの東約 18kmに位置する高原。断崖に彫られた騎士の壮大なレリーフで知られる。全長約 100mにおよぶ断崖の高さ 23mほどのところに彫られたもので,当初は赤い漆喰が塗られていた。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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栄養・生化学辞典の解説

マダラ

 [Gadus macrocephalus].タラ目タラ科の海産魚.1mになる.食用にする.

出典|朝倉書店
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マダラ
まだら / 真鱈
Pacific cod
[学]Gadus macrocephalus

硬骨魚綱タラ目タラ科に属する海水魚。単にタラともよばれる。日本海側では山口県以北、黄海からロシア沿海州(現、沿海地方)を経て樺太(からふと)(サハリン)に、太平洋側では茨城県以北、オホーツク海、ベーリング海を経てアメリカのサンタ・モニカ湾に至る北太平洋に分布している。体は長く、前半部は肥大するが後半部は細く、全体にやや側扁(そくへん)する。頭は大きく、吻(ふん)は丸い。上顎(じょうがく)は下顎よりもすこし突出し、後者の先端には眼径よりも長い1本のひげがある。背びれは3基、臀(しり)びれは2基で、腹びれは胸びれより前方にある。尾びれの後縁は垂直かわずかにくぼむ。鱗(うろこ)は円鱗(えんりん)で非常に小さい。体は淡灰褐色で、腹側は白い。背面と体側に多くの不定形の暗色斑(はん)や流状斑紋がある。各ひれの縁辺は白く縁どられる。体の背側面にまだら模様があることがマダラの由来であるという説もある。若魚はコマイによく似るが、マダラはひげの基部が黒いこと、頭が大きくて、体長は頭長のおよそ3.2倍であることで区別できる。
 沿岸から水深550メートルの大陸棚~大陸棚斜面の海底近くに生息する。北方になるほど生息水深が浅い。スケトウダラよりも底生性が強く、あまり移動しないといわれてきたが、冬季に青森県陸奥(むつ)湾で産卵した魚に標識をつけて放流したところ、春~秋季に北海道の東部海域でみられ、冬季にはふたたび陸奥湾に戻ることが確認されたことにより、太平洋には大きく移動する群があることが判明した。それ以外にも太平洋と日本海に独立した系群が存在する。たとえば、北海道のマダラには沖ダラと根ダラの体形が異なる2タイプがあり、前者は肥満して体色が淡く、沖合いを移動しているのに反し、後者はやせ形で体色が濃く、岩礁付近に定着しているといわれる。産卵期は年1回で12月から翌年3月、産卵は分布区域の至る所で行われ、沖合いから沿岸へ移動してくる。産卵期は北方になるほど遅い傾向にある。雄は雌に体を接しつつ激しく追い回し、放卵と同時に放精する。雌は150万~500万粒を一度に産む。卵は直径約1ミリメートル、沈性で、弱い粘着性である。孵化(ふか)適水温は北海道で3~6℃であるが、朝鮮半島では6、7℃であるという。仔魚(しぎょ)は孵化後8日ほどで卵黄を吸収し、小形甲殻類と軟体類幼生を捕食し、沿岸で浮遊生活をする。5、6月に3~6センチメートルになると深みへ移動し、15センチメートルほどになると底引網に入り始める。20センチメートル以上の幼魚はプランクトンのほかに底生の稚魚を食べる。成魚はいたって貪食(どんしょく)で、スケトウダラ・ニシン・カレイなどの魚類、エビ・カニ類、ヤドカリ類、イカ・タコ類、ヒトデ類、二枚貝類、多毛類、等脚類などの底生動物をなんでもむさぼり食う。「鱈腹(たらふく)食う」ということばはこれに由来している。旺盛(おうせい)な食欲に支えられて成長も速く、雌雄とも体重は年間に40~70%増すといわれている。1歳で体長10~20センチメートル、2歳で30センチメートル、3歳で47センチメートル、5歳で68センチメートル、7歳で83センチメートル、8歳で90センチメートルに達する。最大体長は120センチメートルになる。寿命は12年以上である。北海道日本海北部群では、3歳で雄は42センチメートル、雌は45センチメートルほどになって成熟し始める。卵巣の被膜は大形魚になると黒くなる。
 おもに底引網、底刺網(そこさしあみ)、延縄(はえなわ)で漁獲される。農林水産省の「漁業・養殖業生産統計」によると、日本近海では漁獲量は2002年(平成14)には2万9516トンであったが、その後は、2003年の3万3155トンから2010年の最大5万4606トンの間にあり、2012年には5万0757トンであった。また、マダラは低温でも成長が早いので栽培漁業の対象魚として研究されている。漢字で「鱈」と書くように、この魚は冬が旬(しゅん)で、白身で淡泊である。新鮮なものは昆布でしめた刺身にするが、普通はちり鍋(なべ)、煮つけ、塩焼き、フライなどにする。卵巣は煮物に、精巣は白子(しらこ)、キク、キクコ、タチ、タツ、雲腸(くもわた)などとよばれ賞味される。また、塩だら、干だら、粕(かす)漬けなどの加工品にもされる。干したタラは棒だらと称し、京都の名物料理の芋棒(いもぼう)として有名である。
 マダラは冬季に沿岸に寄ってきたときにとられるために、鮮度を保ちやすく、室町時代より江戸や京都へ運ばれて利用されてきた。口から内臓を取り出し、そこに塩を詰めて防腐したために腹を切っていないことで武士に喜ばれたといわれている。また、切ってもあまり血が出ないことから、武家で縁起のよい魚とされた。[岡村 收・尼岡邦夫]

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