マッカリー(英語表記)McCarey, Leo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「マッカリー」の解説

マッカリー
McCarey, Leo

[生]1898.10.3. カリフォルニア,ロサンゼルス
[没]1969.7.5. カリフォルニア,サンタモニカ
アメリカ合衆国の映画監督,脚本家,プロデューサー。フルネーム Thomas Leo McCarey。軽快なコメディやセンチメンタルなドラマを得意とする。南カリフォルニア大学ロースクールを卒業後,トッド・ブラウニング監督のもとで助監督を務めたのち,1923年にハル・ローチ・スタジオに監督およびコメディ映画の脚本家として入社。2年後には同社の副社長に就任した。人気喜劇俳優スタン・ローレルとオリバー・ハーディの出演作 19本を監修(うち 3本を監督)し,コメディのセンスを磨いた。1933年パラマウント映画と契約。移籍後初監督作となるマルクス兄弟主演の『我輩はカモである』Duck Soup(1933)は,公開時こそ不評だったものの,いまではコメディ映画史上最高傑作の一つとされている。ラブコメディの傑作『新婚道中記』The Awful Truth(1937)でアカデミー賞監督賞を受賞。ビング・クロスビー主演の『我が道を往く』Going My Way(1944)は,アカデミー賞作品賞,監督賞など 7部門を受賞した。晩年は私生活のトラブルや重大な自動車事故に見舞われ,制作本数が激減。自身の大ヒット映画『邂逅(めぐりあい)』Love Affair(1939)をリメークした『めぐり逢い』An Affair to Remember(1957)が唯一の代表作となった。

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世界大百科事典 第2版「マッカリー」の解説

マッカリー【al‐Maqqarī】

1591ころ‐1632
マグリブ出身の歴史家。トレムセンに生まれマグリブで学んだ後に巡礼に出て,各地に滞在した後カイロで病没した。マッカリーはその主著アンダルスの涼しき小枝》によってイスラム・スペイン史の研究に大きな貢献をした。この著作は2部より成り,第1部は8世紀初めのアラブのイベリア征服から,15世紀末のグラナダ陥落に至るまでのイベリア半島の政治・文化史で,第2部は14世紀のグラナダの文人政治家イブン・アルハティーブの伝記である。

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