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マツカワ マツカワ Verasper moseri

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マツカワ
マツカワ
Verasper moseri

カレイ目カレイ科の海水魚。体は卵円形で,体高が高い。体長 50cm内外。側線は胸鰭の上方で強く円形に曲る。有眼側 (体の右側) は暗褐色でやや黄色を帯び,乳白色の小斑紋が散在し,背鰭,尻鰭に黒色条がある。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

マツカワ

冷水性の大型カレイ北海道太平洋沿岸に主に分布する。地元ではタカノハとも呼ばれ、市場では単価が高い高級魚として知られている。放流後2年で体重約1キロに達し、成長が早いことに加え、放流後の回収率がヒラメ並みに約20%と高く、栽培漁業に適しているとされる。

(2007-06-10 朝日新聞 朝刊 北海道総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マツカワ
まつかわ / 松皮
barfin flounder
[学]Verasper moseri

硬骨魚綱カレイ目カレイ科に属する海水魚。太平洋では茨城県沖から、日本海では若狭湾(わかさわん)から、千島列島、樺太(からふと)(サハリン)沖にかけて、また沿海州から朝鮮半島にかけて分布する。有眼側の体の色がマツの樹皮に似ていることから、この名前がある。体は楕円(だえん)形で体高が高く(幅広く)、厚みがある。上顎(じょうがく)は下眼の中央下まで開く。背びれ、臀(しり)びれおよび尾びれに黒色帯があり、この斑紋(はんもん)がタカの羽の模様に似ていることからタカノハガレイともよばれる。無眼側の体色は雄では濃橙(のうとう)色であるが、雌では白色。普通、水深200メートル以浅の砂泥底に生息し、魚類、甲殻類などを食べる。産卵は3~6月ごろに岸近くで行う。1尾の抱卵数はおよそ10万~30万粒。雌は雄より大きくなり、全長80センチメートル余りになる。底刺網や定置網できわめてまれに捕れる。かつては北海道東部沿岸域でもっとも多く捕れていたが、現在では天然資源はかなり少なくなり、希少種である。近年、人工孵化(ふか)で育てた幼魚を放流している。
 ヒラメに次ぐ高級魚で、刺身、フライ、煮つけなどにすると味がよい。雌は雄よりもまずく、また小形のものは水っぽくて不味である。ホシガレイに似ているが、ホシガレイはひれの黒斑(こくはん)が円形であるのに対し、マツカワでは帯状であるので区別がつく。[尼岡邦夫]

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世界大百科事典内のマツカワの言及

【ホシガレイ(星鰈)】より

…有眼側は暗褐色で斑紋はなく,無眼側にはいくつかの大きな褐色斑紋が存在し,背びれ,しりびれ,尾びれには黒色斑紋が認められる。マツカワに形態がよく似ており混同されるが,マツカワは北方種で側線の前湾曲部の高さが低いこと,ひれにある斑紋が丸いことで区別できる。産卵期は九州西岸で1~2月,伊勢浜島で5~6月である。…

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