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マツブサ Schisandra repanda (Sieb.et Zucc.) Radlk.

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世界大百科事典 第2版の解説

マツブサ【Schisandra repanda (Sieb.et Zucc.) Radlk.】

日本や朝鮮半島南部の山野の日当りのよい所でみかけるマツブサ科のつる性植物で,果実が房状について食用となるので古くから親しまれていた。落葉つる性木本。雌雄異株,時に同株,まれに両性花をつける。葉は軟らかい厚膜質で,小さな歯牙が3~5対ある。花には多数のおしべとめしべがあり,花糸は互いに合着している。黒い液果は著しく伸びた果托に多数つく。つるを編んで籠にしたりする。果実は酸っぱくて食用になり,乾かしたものは二日酔いに効くという。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マツブサ
まつぶさ / 松房
[学]Schisandra repanda (Sieb. et Zucc.) Radlk.

マツブサ科の藤本(とうほん)(つる植物)。葉は普通、短枝に数枚束生し、卵円形でやや厚い膜質、低い凸頭状の鋸歯(きょし)が8~10個ある。普通、雌雄異株であるが、同株のものもあり、ときに性転換することもある。6~7月、葉腋(ようえき)に淡黄白色花を数個下向きに開く。9~10月に果托(かたく)が著しく伸長して5~6センチメートルになり、藍黒(らんこく)色の果実を多数つける。北海道から九州、および朝鮮半島南部の温帯から暖帯下部に分布する。名は、茎を傷つけるとマツのようなにおいがし、果実がブドウの房に似るのでいう。果実は食用となり、つるは籠(かご)などに利用する。
 マツブサ属は東アジアから東南アジアに約25種、北アメリカ南東部に1種分布し、東西両大陸に隔離分布する好例である。[植田邦彦]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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