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マヌティウス Aldus Manutius

世界大百科事典 第2版の解説

マヌティウス【Aldus Manutius】

1450ころ‐1515
イタリアの人文主義者,出版者。イタリア名Aldo Manuzio,本名Teobaldo Manucci。フェラーラでグアリーノGuarino da Veronaに師事してギリシア語とラテン語を学び,カルピの貴族の家庭教師を務めた後,特にギリシア古典研究を振興させる目的で1495年ころベネチアに印刷所を起こした。ムスロスやラスカリスなどビザンティン帝国からの亡命学者の協力の下に,主として自ら校訂編集も手がけ,生涯に96点27冊に上るギリシア古典作品と入門書を出版して,その普及に貢献した。

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大辞林 第三版の解説

マヌティウス【Aldus Manutius】

1450~1515) イタリアの人文主義者・出版者。ベネチアに印刷所を設立。エラスムスらと交わり、多くのギリシャ・ラテンの古典作品を刊行。美しいローマ字活字は、のちのイタリック体のモデルとなった。

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世界大百科事典内のマヌティウスの言及

【本】より

…それらのうち,今日なお愛読されているのは《イミタティオ・クリスティ》だけで,土地の所有権を論じたリトルトンの著述などは当時のベストセラーであったにもかかわらず,完全に忘れ去られた。
[印刷・出版業の成立]
 出版の側から見て,初期の活字印刷者中最も注目されるのはイタリアのA.マヌティウスである。彼は1495年ころにベネチアで印刷事業を始め,コンスタンティノープル(現在のイスタンブール)から亡命してきた多くのギリシア学者たちに指導されて,ギリシア古典の正確な版本を刊行した。…

※「マヌティウス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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