マユミ

百科事典マイペディア 「マユミ」の意味・わかりやすい解説

マユミ

ヤマニシキギとも。ニシキギ科の落葉低木〜小高木。北海道〜九州,朝鮮半島南部の山野にはえる。枝は緑色で白いすじがあり,葉は対生,楕円形で先はとがり,縁には鋸歯(きょし)がある。雌雄異株。5〜6月,集散花序を出し,径約1cmの緑白色の4弁花を開く。果実はほぼ四角形で,秋に淡紅色に熟して4裂,赤い仮種皮のある種子を出す。材を細工物,樹を庭木とする。材は粘りがあり,昔,丸木弓をつくったことから真弓の名があるといわれる。

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改訂新版 世界大百科事典 「マユミ」の意味・わかりやすい解説

マユミ

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世界大百科事典(旧版)内のマユミの言及

【ニシキギ】より

…日本全土,サハリン,中国に分布する。 枝にコルク質の翼が発達しないものをコマユミform.ciliatodentatus (Fr.et Sav.) Hiyamaとして区別する。山に野生しているのはこれが普通である。…

※「マユミ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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