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マリアテギ マリアテギ Mariátegui, José Carlos

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マリアテギ
マリアテギ
Mariátegui, José Carlos

[生]1895
[没]1930
ペルー思想家。独創的なマルクス主義の著述家で,病弱にもかかわらず 1920年代に精力的に活躍。 1926年進歩的知識人らと刊行した雑誌『アマウタ』 Amauta (賢人) を通じペルー先住民族インディオの救済を説き,土着主義と結びついた独自の社会主義の建設を主張した。

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百科事典マイペディアの解説

マリアテギ

ペルーの作家,独創的マルクス主義者。若くしてジャーナリズムで活躍。1919年から4年間,主にイタリアに滞在し,ロシア革命直後の政治的大変動を経験。1923年アヤ・デ・ラ・トーレが国外追放された後,左翼運動の中心的存在となる。
→関連項目インディヘニスモインディヘニスモ文学センデロ・ルミノソ

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世界大百科事典 第2版の解説

マリアテギ【José Carlos Mariátegui】

1894‐1930
ペルーの作家,政治家。ペルーの生んだ最も独創的なマルクス主義者。ペルー南部モケグアの没落した中産階級の家庭に育ち,14歳でリマの新聞社に入社,若くしてジャーナリズムで活躍した。1919年奨学金を得て渡欧し,4年間の大部分を過ごしたイタリアでは,自由主義の危機とファシズムの台頭,社会主義運動の高揚といったロシア革命直後の大変動を経験する。帰国後,アヤ・デ・ラ・トーレに招かれ,ゴンサレス・プラダ人民大学で〈世界危機〉について講義する。

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大辞林 第三版の解説

マリアテギ【José Carlos Mariátegui】

1894~1930) ペルーの思想家・政治家。封建主義と階級搾取を同時に克服する社会主義革命を目指した独創的なマルクス主義者。著「ペルーの現実解釈の七評論」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マリアテギ
まりあてぎ
Jos Carlos Maritegui
(1894―1930)

ペルーの社会主義思想家。南部のモケグアに生まれ、小学校時代に左足を事故で痛める。14歳で首都リマの『ラ・プレンサ』紙の校正係となり、独学でジャーナリズムの世界に入った。数種の新聞や雑誌の発刊に加わって、文学論から政治・社会評論に転じ、レギーア大統領の独裁を批判して、1919年に国外追放に処せられる。4年近くをイタリア、フランスなどで過ごし、ロシア革命後の社会主義運動の高揚を目の当たりにした。帰国後の1926年に雑誌『アマウタ』を発刊して左翼運動の旗手となり、1928年には主著『ペルーの現実解釈のための七試論』を刊行し、社会党を結成した。ペルーの歴史と現実を分析して原住民共同体を再評価し、インディヘニスモ(原住民復権主義)と社会主義を結び付けることによって、マルクス主義の土着化を目ざした。彼のユニークな思想はコミンテルンに認められなかったが、現在その影響力はラテンアメリカを超えている。[乗 浩子]
『原田金一郎訳『ペルーの現実解釈のための七試論』(1988・柘植書房) ▽小林致広・辻豊治訳『インディアスと西洋の狭間で――マリアテギ政治・文化論集』(1999・現代企画室)』

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世界大百科事典内のマリアテギの言及

【インディヘニスモ】より

…ラテン・アメリカの原住民の擁護と復権の運動。これをインディヘニスモと命名し,その性格を規定したのはペルーの思想家J.C.マリアテギであった。彼は〈原住民の問題とは社会問題であり,かつ優れて土地問題である〉といい,その運動の主目的は土地の奪回であり,原住民共同体の積極的な再建である,と主張した。…

【ペルー】より


[アプラと共産党]
 この旧秩序に異議申立てをして1920年代末に登場するのがアプラ党と共産党である。両者とも,ペルーのブルジョアジーが国民統合の歴史的使命を果たしてこなかったという共通認識から出発したが,アヤ・デ・ラ・トーレに率いられたアプラ党がその使命を中産諸階級に託したのに対し,マリアテギはその役割を否定し,社会主義への基軸勢力として労働者・農民階級を考えた。しかしマリアテギの政治構想は,30年,彼が夭逝したため流産し,創設した社会党は,死後,共産党となりモスクワの支配下に入り,革命勢力としてよりはむしろ支配層からアプラ対策として利用されるにいたる。…

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