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マンドリル Mandrillus sphinx; mandrill

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マンドリル
Mandrillus sphinx; mandrill

霊長目オナガザル科体長 90cm,体重約 20kgで,はそれより小型。尾はきわめて短く,背上にぴんと立っている。雄は鼻から口の周囲が赤く,また頬に6条の隆起があり,その凸部は青,凹部は紫赤色を呈する。雌ではこの隆起はそれほど強くなく,色彩も淡い。頭部には冠毛がある。ドリルに似るが,ドリルは地味な色彩なので容易に区別される。小群で生活し,リーダーに率いられる。雑食性。1産1子で成長は遅く,成体になるまでに7~8年を要する。アフリカ西部に分布する。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

マンドリル

オナガザル科のサル。アフリカの熱帯雨林に暮らすが、近年は開発で生息域が狭められている。成長すると、鼻が赤く、目の下の顔面が青くなるのが特徴。

(2008-11-15 朝日新聞 夕刊 2社会)

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デジタル大辞泉の解説

マンドリル(mandrill)

オナガザル科の哺乳類西アフリカに分布する森林性のヒヒで、体長は雄で約80センチ、雌は小形で、尾は短い。雄は成熟すると、鼻筋と口の周囲が紅色、ほおが青色、ほおとあごの毛は黄色になる。

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百科事典マイペディアの解説

マンドリル

霊長目オナガザル科。体長80cm,尾7cmほど,体はオリーブ色ないし褐色だが,成獣の雄の顔やしりだこは赤や青などがあざやか。雌ははるかに小さく,色もくすんでいる。
→関連項目ヒヒ

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世界大百科事典 第2版の解説

マンドリル【mandrill】

霊長目オナガザル科ヒヒ属の旧世界ザル(イラスト)。ドリルとともにマンドリル属として別属に分類されることもある。マンドリルは極彩色の奇怪な顔をしていることから,動物園の中でもよく目だつサルである。アフリカのカメルーンからガボンにかけて広がる熱帯多雨林の西側部分の,サナガ川以南の地域に生息する。マンドリルの雄は,頭部が大きく,しかも後半身に比べて前半身の発達が著しい。もっとも目だつ特徴は,顔面と性器周辺の彩色である。

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大辞林 第三版の解説

マンドリル【mandrill】

オナガザル科の哺乳類。体は大きく頑丈で、頭胴長約80センチメートル、尾長7センチメートルほど。雄の顔には白・青・紫赤・赤色などの縞しま模様がある。体毛は黄褐色。中央アフリカ西部の熱帯雨林に分布。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マンドリル
まんどりる
mandrill
[学]Papio sphinx

哺乳(ほにゅう)綱霊長目オナガザル科の動物。カメルーンからコンゴにかけて分布する森林性のヒヒ。体毛が暗褐色で尾が短い点は雌雄共通であるが、その他の点では性差が著しい。雄は体長80センチメートル、体重20キログラムに達し、前躯(ぜんく)が発達、犬歯も長大である。成獣になると、鼻すじと口の周囲が真紅、鼻の両側に白と青の隆起が並び、性皮は紅紫色、頬(ほお)とあごの毛は黄色になる。雌の体格はずっと小さく、顔色も頬が青みを帯びているだけである。比較的標高の高い多雨林または山地林の林床で生活し、植物性食物を中心とする雑食で、小型の群れをつくる。やはり森林性のドリルP. leucophaeusとともに、マンドリル属Mandrillusとしてヒヒ属から独立させる考え方もある。[川中健二]

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世界大百科事典内のマンドリルの言及

【ヒヒ(狒々)】より

…バブーンともいう。エチオピア,ソマリアからアラビア半島にかけてのサバンナに生息するマントヒヒ(イラスト),マントヒヒよりもさらに高地の,エチオピア高原の荒地に生息するゲラダヒヒ(イラスト),コンゴ民主共和国西部からナイジェリアにかけての熱帯降雨林に生息するマンドリル(イラスト)およびドリル(イラスト),サハラ以南の広大な地域に生息するサバンナヒヒの4群に大別される。このうち,サバンナヒヒはキイロヒヒ,ギニアヒヒ,チャクマヒヒ,ドグエラヒヒの4亜種からなるが,これらを独立した4種として扱う場合もある。…

※「マンドリル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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