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マーカス マーカスMarcus, Rudolph A.

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マーカス
マーカス
Marcus, Rudolph A.

[生]1923.7.21. モントリオール
カナダ生まれのアメリカ合衆国の化学者。1946年カナダのマギル大学物理化学博士号を取得。ノースカロライナ大学での研究生活後,1951年ブルックリン工科大学助教授,1958年教授。同 1958年アメリカ市民権を取得。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マーカス
まーかす
Rudolph A. Marcus
(1923― )

アメリカの化学者。カナダのモントリオール生まれ。マッギル大学卒業後、同大学院に進学し物理化学を専攻。1946年博士号を取得後、カナダ国立学術研究会議でフリーラジカルの反応を研究する。1949年にアメリカへ拠点を移して、ノース・カロライナ大学で理論化学の研究を始める。1951年ブルックリン工科大学准教授。1950年代後半から1960年代にかけて、溶液中の化学反応における電子の移動は、反応する分子の構造変化によるものだとする「マーカス理論」を提唱し、この理論に基づいて、構造変化の影響を数式化し、電子移動の速度を求める式を編み出した。これにより、植物の光合成のときにおこる光エネルギーの固定の様子や、電気伝導ポリマーの伝導性などのさまざまな反応が説明できるようになり、この理論は1980年代に実験的に証明された。1964年イリノイ大学教授。1978年にカリフォルニア工科大学教授となる。前記の功績により1992年にノーベル化学賞を受賞した。[馬場錬成]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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