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ミスジチョウ ミスジチョウNeptis philyra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ミスジチョウ
Neptis philyra

鱗翅目タテハチョウ科。前翅長 34mm内外。翅表は黒色で,前翅に3条,後翅に2条の白色斑列がある。裏面は赤褐色で同様の白色斑列がある。体は緑色の光沢がある。翅を水平に広げて滑るように飛ぶが,前翅前縁を一直線に保つので前後翅の白色斑列は連続した3条の横帯となる。成虫は5~7月に出現し,山地にみられる。幼虫はカエデ類の葉を食べる。北海道,本州,四国,九州,朝鮮,中国,台湾に分布し,日本産は亜種 N. p. excellensという。近縁種に小型のコミスジや,翅表の白色斑列が2条の横帯となるフタスジチョウ N. rivularisなどがある。

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百科事典マイペディアの解説

ミスジチョウ

鱗翅(りんし)目タテハチョウ科の1種。日本全土,朝鮮,中国大陸,台湾に分布。開張65mm内外,黒地に3本の白帯がある。幼虫はカエデ類の葉を食べ,幼虫で越冬,成虫は6月ころに現れ,樹上を飛ぶ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ミスジチョウ
みすじちょう / 三条蝶
[学]Neptis philyra

昆虫綱鱗翅(りんし)目タテハチョウ科に属するチョウ。日本では北海道、本州、四国、九州、対馬(つしま)に分布し、日本西南部の温暖地ではおもに山地帯に生息し一般にまれである。国外では朝鮮半島、中国、台湾(山地)に分布し、東アジアの特産種。はねの開張は65ミリメートル内外。はねの表面は黒色、裏面は茶褐色、表裏ともにほぼ平行に走る3本の白帯があり、和名はこの特徴に基づいたもの。雌雄の斑紋(はんもん)はほぼ同様であるが、雄の後翅表面の前縁部は灰白色を帯びる。年1回の発生で、暖地では5~6月、寒冷地では7~8月に出現し、樹上を高飛することが多い。幼虫の食草は各種のカエデ類。幼虫の状態で樹上で冬を越す。[白水 隆]

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