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ミツキエビチ

世界大百科事典 第2版の解説

ミツキエビチ【Adam Mickiewicz】

1798‐1855
ポーランドの詩人。リトアニアの貧乏貴族の家に生まれ,ナポレオン戦争を故郷の村で経験したのち,ビルニュスの大学に進み,学内の愛国主義的な秘密結社に籍を置きながら詩作を開始した。初期の詩は擬古典的な作風であるが,1820年に書かれた《青春頌歌》には若き詩人の精神的高揚が高らかに歌われている。1819年から教職に就いた彼はドイツやイギリスのロマン派の詩に深く親しみ,23年に《グラジーナ》と《父祖の祭り》からなる詩集を刊行した。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のミツキエビチの言及

【スラブ学】より

…ポーランドでも19世紀前半にワルシャワとクラクフを中心にスラブ文献学がおこった。ロシアの圧制を逃れてパリに亡命していたポーランドの国民詩人ミツキエビチは,スラブ文学の講義を通じて祖国の独立運動に大きな影響を与えた。 19世紀中葉よりスラブ学はそれまでのロマン主義的傾向および総合的性格から脱皮して,スラブ諸民族の文化を対象とする言語学,文学研究,民俗学,考古学などに細分化された。…

【ビルニュス】より

…共和国の学術・文化の中心で,六つの高等教育機関,五つの劇場,七つの博物館をもつが,1978年に400周年を祝ったビルニュス大学は,イエズス会の神学校が前身で,旧ソ連邦の大学で最も起源が古い。19世紀初めここで学んだポーランドの国民詩人ミツキエビチは,リトアニア人にも民族の誇りとされている。 リトアニア大公国の首都としてのビルニュスには,大公ヨガイラによるカトリックの国教化で1387年司教座が置かれ,ドイツ都市法による自治が認められた。…

※「ミツキエビチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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