コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

メジナ メジナMedina

翻訳|Medina

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メジナ
Medina

アラビア語ではマディーナ Al-Madīnahで,さらに前には最も輝かしい都市を意味するムダッワラ Al-Mudawwarah,神の使徒ムハンマドの都市を意味するマディーナ・ラスールアッラー Madīnat Rasūl al-Lāhと呼ばれていた。サウジアラビア西部,ヒジャーズ地方にある都市。メッカに次ぐイスラム教第2の聖地。紅海東岸から約 140km,ハムド涸れ川 (ワディ) 上流部のオアシス地帯に位置する。古くはヤスリブとも呼ばれ,ユダヤ人の集落であったが,5世紀末にアラビア人が定住。 622年ムハンマドがメッカから移住したのちは,イスラムの政治,教団活動の中心となった。第4代カリフのアリーが 656年にクーファに遷都し,政治の中心ではなくなったが,ムハンマドの墓所,シャリーフ (ムハンマドの子孫) であるアリー一族の居所として,アッバース朝初期まで宗教,学問の一大中心であった。 1925年サウード家の手中に陥り,のちサウジアラビアに統合された。現在も堅固な2重の城壁に囲まれる。ムハンマドおよび2人の正統カリフを埋葬した「預言者のモスク」には,毎年多数の巡礼が訪れる。郊外ではナツメヤシ,ブドウ,野菜,穀物が栽培され,遊牧民との交易市場が立つほか,隊商の休憩所もある。ヒジャーズ鉄道の終着駅であり,ハイウェーで北のヨルダン,シリア,南のイエメンに連絡するが,これは古代の香料の道でもある。郊外に空港もある。人口 29万 (1980推計) 。

メジナ
Girella punctata

スズキ目イスズミ科の海水魚体長 45cm内外に達する。体は卵円形で,側扁し,吻は丸い。両顎に絨毛状の歯帯がある。主鰓蓋骨にやや鋭いとげが 1本ある。尾鰭後縁はやや湾入し,その上下端はとがっている。体は紫黒色。沿岸の岩礁にすみ,幼魚潮だまりでよく見られる。南日本,朝鮮半島南部,中国,台湾に分布する。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

メジナ

メジナ科の魚。地方名グレ,ブレ,クロウオ,クロダイなど。全長30cmになる。体は楕円形で側扁し,体色は紫黒色。日本〜台湾に分布。沿岸の岩礁の間にすみ,海藻や小動物を食べる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

メジナ【Girella punctata】

スズキ目メジナ科の海産魚(イラスト)。北海道以南の日本各地,台湾,東シナ海に分布している。沿岸の岩礁域にすみ,磯釣りなどで人気のある魚で,クロイオ,クロダイ,クシロ,カラス,ホッポタカイオなど多くの地方名がある。タイドプールでは幼魚がよく見られる。体は紫黒色の美しい色をし,各うろこの中心部は縁辺部より濃い。両あごに先端が三つに分かれた門歯があり,これにより海藻類をかじりとって食べるが,甲殻類多毛類なども食べる雑食性

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

メジナ【Medina】

サウジアラビア北西部の宗教都市。622年メッカを逃れたムハンマドが移住(ヒジュラ)したイスラム教の聖地。ムハンマドの墓がある。古名ヤスリブ。メディナ。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メジナ
めじな / 目仁奈
[学]Girella punctata

硬骨魚綱スズキ目メジナ科に属する海水魚。北海道以南、中国、フィリピンなどに分布する。高知県や関西地方ではグレとよび、またクロイオとよぶ地方もある。全長50センチメートルに達し、体は楕円(だえん)形で側扁(そくへん)する。口は小さく、目も小さい。体色は紫黒色。各地の沿岸の岩礁にすみ、雑食性で海藻やゴカイ、エビ、カニなどの小動物を食べる。産卵期は2、3月で、卵は径1.01~1.03ミリメートルの浮性卵である。孵化(ふか)した稚魚は初夏のころは5センチメートルくらいに成長し、20~50尾の群れをつくり、岩場を泳ぎ回って盛んに餌(えさ)をあさる。夜間は外敵に襲われないように浅い岩陰で眠り、夜明けになるとまた群れをなし遊泳する。干潮によって潮だまり(タイドプール)に閉じ込められると、仲間どうしのけんかがおこり、強いものから順位ができ、縄張り(テリトリー)をつくることが観察されている。10センチメートルの2年魚になると行動範囲が広まり、昼はほかの磯(いそ)にも遠遊する。3年魚以上では昼も夜も外海に面したやや深い岩礁の割れ目などに隠れている。近縁種にクロメジナG. melanichthys、オキナメジナG. mezinaなどがいる。クロメジナは体が細長く、鱗(うろこ)が小さい。オキナメジナは体側中央に黄色の1横帯がある。総菜用として食用にされるがやや磯臭い。冬季には美味である。[片山正夫]

釣り

入梅時と冬に人気があるが、ほぼ一年中磯釣りができる。関西地方の一部には、船を沖に出して錨(いかり)で泊め、カカリ釣りという方法で釣る所もある。釣りの対象になるのはメジナ(関西地方でグレ、クチブト)とクロメジナ(関西地方でオナガ、オナガグレ)の2種。クロメジナのほうが大形でスピード感、引き味も抜群なので、対象魚種により竿(さお)の調子、道糸やハリスの太さなどもそれなりに変える必要がある。竿は磯竿メジナ用5メートル級。中型スピニングリールに道糸3~6号。ハリス1.5~5号を2~3メートル。鉤(はり)はチヌ鉤2~7号や、あぶみ鉤7~8号。
 群泳する習性があるので、沖からの波が磯に当たって白く泡立つさらし場や、海底が海溝状になった潮流のよい所にアミ、オキアミ、イワシのミンチなどの寄せ餌(え)を少量ずつ終日投入し、この寄せ餌の流れと同じに仕掛けを流す。また、籠(かご)釣りといって、寄せ餌の籠をセットして釣ったり、ウキなしのフカセ釣りもあるが、基本はウキ釣り。ウキ下の目安はだいたい3メートルくらい。ハリスから餌が垂直でなく、斜めに潮にのって流すのがよい。[松田年雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

メジナの関連キーワードムハンマド・イブヌル・ハナフィーヤマーリク・イブン・アナスザイド・イブン・サービトフサイン・イブン・アリーハサン・イブン・アリー浦富海岸海域公園地区浄土ヶ浦海域公園地区外海府海域公園地区小木海域公園地区代海域公園地区ムハージルーンギニアワーム症ウフドの戦いメジナ虫症ギニア虫症アーイシャアンサールメジナ憲章ヘジャズ黒眼仁奈

今日のキーワード

天地無用

運送する荷物などに表示する語で、破損の恐れがあるため上と下を逆にしてはいけない、の意。[補説]文化庁が発表した平成25年度「国語に関する世論調査」では、本来の意味とされる「上下を逆にしてはいけない」で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

メジナの関連情報