メディア王国(読み)メディアおうこく

百科事典マイペディアの解説

メディア王国【メディアおうこく】

イラン高原のエクバタナ(現ハマダーン)を首都にした古代国家。イラン系のメディアMedia人が居住し,前8世紀末,デイオケスが建国。第3代の王キュアクサレス(在位前625年―前585年)の時大いに発展し,前612年ニネベを陥れてアッシリアを滅ぼした。リュディア王国と争った後,前550年ペルシアのキュロス2世に征服された。
→関連項目キュロス[2世]三博士の参拝ナボポラッサルマギ

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世界大百科事典 第2版の解説

メディアおうこく【メディア王国】

アッシリア帝国を滅ぼし,イラン高原からアナトリア東部を統一した古代西アジアの強国。メディア人は西イラン族に属し,前1000年ころイラン高原北西部に移動してきた。前835年以来,アッシリアの遠征記録に繰返し現れる。当時,ザーグロス山中のイラン・クルディスタンからテヘラン付近まで分布していた。騎馬遊牧民として馬の飼育に優れ,とくにニサ地方の馬は古代世界において有名であった。ヘロドトスエクバタナを首都とするメディア王国の建国者をデイオケスDēiokēsとしている。

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