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メトロノーム metronome

翻訳|metronome

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メトロノーム
metronome

楽曲のテンポを一定に保つための機械。 1812年オランダの D.ウィンケルにより発明されたが,現在一般に用いられるのはドイツの J.メルツェルが 16年に特許をとったもの。約 15cmの棒に移動可能な (おもり) が取付けられ,またその下端に固定された錘があり,複振子原理を応用している。錘を上下に調節することにより棒の長さ,ひいては振り子の周期を変え,1分間に打たれるべき基本音符の数が決定される。ほかに懐中用の小型のものや,振り子の代りに電気発振を使った電気メトロノームもある。

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デジタル大辞泉の解説

メトロノーム(〈ドイツ〉Metronom)

楽曲のテンポを示す器械。振り子の原理を応用して拍子を刻む装置で、1816年にドイツ人のJ=N=メルツェルが特許を得たのち普及した。現在では電子式のものもある。拍節器

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百科事典マイペディアの解説

メトロノーム

音楽のテンポを指示する器具ぜんまいを動力とした振子の一種。ドイツ人J.N.メルツェル〔1772-1838〕が1816年に考案。M.M.はメトロノーム・メルツェルの略。

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世界大百科事典 第2版の解説

メトロノーム【metronome】

演奏の正確なテンポを示すのに用いる音楽用機器。明快な打音でテンポを刻み,それに鈴などの打音も加えて拍子の表出もできる。速さは1分間に刻む数で表示され40~208の範囲が普通である。楽曲の冒頭に♩=72のように表示され,1分間に4分音符72を奏することを示す。この表示を〈メトロノーム記号〉という。広く用いられてきた振子をぜんまいで動かす機械式のものは,ドイツ人メルツェルJohann Nepomuk Mälzel(1772‐1838)の考案(1816)で,ベートーベンが最初期に用いた。

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大辞林 第三版の解説

メトロノーム【Metronom】

音楽のテンポを客観的に示す器具。振子の原理を応用し、演奏の速度や拍子を示す。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メトロノーム
めとろのーむ
metronome英語
MetronomTaktmesserドイツ語

音楽のテンポを客観的に示す器具。1812年にオランダのウィンケルが発明し、それをドイツのメルツェルが改良して、16年にメトロン(拍、韻律)とノモス(規準)の二つのギリシア語からの造語メトロノームの名で特許をとった。上下に錘(おもり)をつける複振子の原理を応用したぜんまい仕掛けのもので、上方の可動の錘を上下させ振動の周期を調節し、カチカチと音を発して拍を刻む。これを初めて作曲の速度指示に用いたのはベートーベンといわれており、以後1分間に刻む拍数をM. M. (Mlzel's Metronomeの略)=72のように表示するメトロノーム記号が定着した。今日では電気によるさまざまなメトロノームもつくられ、広く用いられている。[川口明子]

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