メルビル島(読み)メルビルトウ

デジタル大辞泉 「メルビル島」の意味・読み・例文・類語

メルビル‐とう〔‐タウ〕【メルビル島】

Melville Island
オーストラリアノーザンテリトリーの島。ダーウィンの北約70キロメートル、チモール海にあり、西のバサースト島と狭い水路を隔てて隣接する。1824年、同国北岸で初めて入植が始まったが数年で放棄された。
カナダ北部、北極海諸島北西部のクイーンエリザベス諸島の島。ヌナブト準州およびノースウエスト準州に属す。標高1000メートル以下の台地が広がり、定住者はいない。ジャコウウシホッキョクグマなどが生息

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「メルビル島」の意味・わかりやすい解説

メルビル[島]
Melville Island

カナダ,ノースウェスト・テリトリーズパリー諸島北極海諸島の一部)に属する島。面積4万2000km2周囲の海はほぼ通年結氷する。ほとんどツンドラからなる台地性の島で,最高点は約1000m。内陸氷河が見られる。現在は無人だが,ジャコウウシが生息。1819年イギリスのW.パリーが探検した。近年,付近の海底天然ガスの開発がすすんでいる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メルビル島」の意味・わかりやすい解説

メルビル島
メルビルとう
Melville Island

オーストラリア,ノーザンテリトリー北西岸の沖合いにある島。面積 5800km2本土のダーウィンとはクラレンス海峡でへだてられる。森林におおわれた低い丘陵が連なり海岸は砂地かマングローブの茂る湿地。 1644年にオランダ人の A.タスマンが来航。 19世紀初めに流刑植民地にする試みがあったが失敗した。現在の住民大部分オーストラリア先住民で,真珠ナマコ木材主産物

メルビル島
メルビルとう
Melville Island

カナダ北部,北極海にある島。面積4万 2400km2。 1918年に発見。ジャコウウシの群れが生息するが,定住者はいない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android