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ヤコブソン ヤコブソン Jakobson, Max

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヤコブソン
ヤコブソン
Jakobson, Max

[生]1923. ビーパリー
フィンランドの外交官,文筆家。ジャーナリストとして出発,イギリス放送協会 BBCに勤務したが,外務省入りし,1953~59年アメリカ駐在フィンランド大使館付き報道官をつとめた。その間にフィンランドとソ連の関係を扱った名著『外交官の冬戦争』 Diplomacy of the Winter War (1956) を著わし,外交的識見を認められた。

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ヤコブソン
ヤコブソン
Jakobson, Roman

[生]1896.10.11. モスクワ
[没]1982.7.18. マサチューセッツケンブリッジ
ロシア生れのアメリカの言語学者。 1920年にチェコスロバキアのプラハに移り,プラハ学派の有力な一員として活躍。 41年アメリカに移住,ハーバード大学,マサチューセッツ工科大学などの教授をつとめた。

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デジタル大辞泉の解説

ヤコブソン(Roman Osipovich Yakobson)

[1896~1982]ロシア生まれの米国の言語学者。プラハ学派の代表者の一人で、構造主義音韻論を確立。また、一般言語学スラブ言語学・言語病理学・詩学などで業績をあげた。著「音声分析序説」「一般言語学」など。

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百科事典マイペディアの解説

ヤコブソン

米国の言語学者。ロシアに生まれ,1920年チェコに移り,〈プラハ言語学派〉の結成に参加。構造言語学の先駆者となった。1941年渡米し,コロンビア大学,ハーバード大学などの教授を歴任した。
→関連項目記号論プラハ言語学派ペソアロシア・フォルマリズム

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世界大百科事典 第2版の解説

ヤコブソン【Roman Jakobson】

1896‐1982
20世紀を代表する言語学者の一人。モスクワに生まれ,1918年モスクワ大学を卒業,20年モスクワ高等演劇学校教授となったが,同年夏,プラハ駐在のソビエト外交使節団の一員として出国,以後39年までチェコスロバキアに滞在した。その間,26年にプラハ言語学派の創立に参画し副会長となったほか,33年からはブルノのマサリク大学の助教授としてロシア語学・文学および中世チェコ文学を講じた。39年ナチスドイツのチェコ侵略に際しデンマークに逃れ,その後ノルウェースウェーデンを経て,41年アメリカ合衆国に移った。

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大辞林 第三版の解説

ヤコブソン【Roman Jakobson】

1896~1982) ロシア出身のアメリカの言語学者。プラーグ学派の創始者の一人。音韻論を中心として、一般言語理論・言語習得・文学理論など、業績は広い領域にわたる。主著「音声分析序説」「一般言語学」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヤコブソン
やこぶそん

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世界大百科事典内のヤコブソンの言及

【音韻論】より

…これを中和neutralizationと称する。さらにR.ヤコブソンは弁別的素性を調音的でなく音響的特徴により記述しようと試みた。彼はスペクトログラムに現れる第1と第2フォルマントの距離の広いものを散音,狭いものを密音とし,第2フォルマントの位置が高いものを鋭音,低いものを鈍音と定め,さらにフォルマントが明確に現れるものを母音的,騒音の影をもつものを子音的と名づけている。…

【音素】より

…/t/と/p/の対立から〈歯茎〉と〈両唇〉,/t/と/s/の対立から〈閉鎖〉と〈摩擦〉という弁別的素性を取り出すことができる。そこで,音素/t/は〈無声・歯茎・閉鎖〉という弁別的素性から構成されていることになるので,R.ヤコブソンは〈音素は弁別的素性の束〉であると規定するにいたった。これに対し,アメリカの構造言語学の立場では,相補的分布complementary distributionの原則が重視されている。…

【詩学】より

…この原理は文芸学者で作家のYu.N.トゥイニャーノフにより〈規範からの逸脱〉として定式化され,文学発展の動態を規範化=忘却=活性化としてとらえる見通しが開かれていった。 日常言語が何かを伝達するのに対し,詩の言語は言語そのものを志向するという詩的機能の考えは芸術作品の自立の一般原理だが,これも言語学者R.ヤコブソンによって定式化された。彼は散文がメトニミー(接近連合)を,詩がメタファー(類似連合)を志向することを明らかにし,さらに両者が言語の二大原理をなし,文化のタイプにも関係あることを解明した。…

【スラブ学】より

…第2次世界大戦をきっかけにヨーロッパの有力な学者がアメリカに亡命し,スラブ学は新大陸にも拡大した。その代表は,ユダヤ系ロシア人で叙事詩の研究で知られるヤコブソンである。スラブ学の世界的な学会ないし連絡機関としては,国際スラビスト会議があり,1929年より5年ごとにスラブ諸国が持回りで大会を開いている。…

【比喩】より

…比喩は,たんなる装飾にとどまるものではなく,人間の言語的認識の根源的な動きを反映しているとも考えられる。たとえば言語学者ヤコブソンによる隠喩と換喩を拡大解釈して言語表現の基本的しくみとみなす説は,比喩についての新しい考えかたの一例として広く知られている。レトリック【佐藤 信夫】。…

【文学理論】より

… そのような文芸批評の内部にひそんでいた問題を最も明確なかたちで提示したのは,おそらく,1910年代に新しい文芸批評の運動を起こしたロシア・フォルマリズムに属する人々であろう。とりわけ言語学者のR.ヤコブソンは,文学の文学性は何かという問いをたて,哲学や歴史学や心理学とは違う文学の独自性をつきとめようとした。それは〈芸術のための芸術〉のひとつとしての文学を正当化するための根拠を,理論的に明らかにしようとする試みであったと考えられる。…

【翻訳】より

…なお,口頭で行われる翻訳は通訳と呼ばれる。 ロシア出身の言語学者R.ヤコブソンは,翻訳を,(1)言語内翻訳(同一言語内での言換え),(2)言語間翻訳(ある自然言語から別の自然言語への移し換え),(3)記号系間翻訳(自然言語を別の記号系に置き換えること)の3種に分けたが,この考えは(2)の言語間翻訳に還元される翻訳の一般通念を打破して,翻訳というものが言語の本質にかかわるものであることを示している。この翻訳の概念に基づいて意味の定義も導き出され,それは言語学のみならず文化記号論にも採用され,その発展に貢献している。…

【ソフトウェア工学】より

…構造的な手法を改善する方向のシュレイアーS.Shlaer/メラーS.J.Mellorの方法/支援系(Teamwork)から,ランボーJ.Rambaughの方法/支援系(OMT)を経て,オブジェクト指向独自の視点からソフトウェア開発を行うようになった。 1997年にはランボーとブーチG.BoochとヤコブソンI.Jacobsonによる統一記法UML(Unified Modeling Language)に収束し,オブジェクト指向ソフトウェア開発も実用になりつつある。 ソフトウェア工学の理論面としては,L.オスタワイルが提唱したプロセスプログラミング(ソフトウェア開発過程をプログラミングの視点で再考する)や,論理学と代数学に基づく厳密な仕様記述をめざす形式的仕様理論などがある。…

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