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ヤマビーバー ヤマビーバー Aplodontia rufa; sewellel; mountain beaver

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヤマビーバー
ヤマビーバー
Aplodontia rufa; sewellel; mountain beaver

齧歯目ヤマビーバー科。体長 30~46cm。ダムづくりで有名なビーバーとは分類学的に縁が遠い。体はがんじょうで,前後肢が短い。尾は短く,わずか1~3cmにすぎない。毛は短く,密生する。

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世界大百科事典 第2版の解説

ヤマビーバー【mountain beaver】

北アメリカ太平洋岸の森林地帯にすむ地下生の齧歯(げつし)目ヤマビーバー科の哺乳類体つきはずんぐりと丸く,四肢と尾は短く,耳と目は小さい。ビーバー科のビーバーよりはむしろ尾が短い点を除いてネズミ科のマスクラットに似ている。体色は灰褐色ないし赤褐色。体長30~46cm,尾長1~2.5cm,体重800g前後。ふつう水辺に近い湿った森林に直径10~25cmの複雑なつくりのトンネルを掘ってすみ,昼夜の別なく活動して,植物の葉,根,樹皮などを食べ,また冬に備えて貯蔵する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヤマビーバー
やまびーばー
mountain beaver
[学]Aplodontia rufa

哺乳(ほにゅう)綱齧歯(げっし)目ヤマビーバー科の動物。北アメリカ西海岸の針葉樹林地帯に広く分布するなかば地下生の原始的な齧歯類で、齧歯類の祖先とされる化石哺乳類パラミスに近いと考えられる。ビーバーとは直接の類縁関係はなく、ヤマビーバー科とされる。体つきはがっしりして丸く、頭が大きく、頸(くび)が短い。四肢と尾は短く、耳、目は小さい。長くて硬質の白い触毛をもつ。体色は灰褐色ないし赤褐色。体長30~46センチメートル、尾長1~2.5センチメートル、体重800グラム。湿潤な森林か、乾燥地では水辺近くに、複雑に曲がりくねったトンネルを掘って単独あるいはつがいですみ、植物の葉、根、茎を食べる植物食性。冬に備えて地下に食物を貯蔵する。齧歯類としては繁殖率が低く、繁殖期は年に1回で2~4月、妊娠期間30日で2~3子を産む。子は6~8週間で離乳し、秋に雌雄とも親のもとを離れて独立する。天敵はフクロウ、タカ、コヨーテなどである。食物あるいは巣材として樹皮をかじり、林業に大きな被害をもたらすことがある。[今泉吉晴]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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