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ヤルカンド

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百科事典マイペディアの解説

ヤルカンド

中国,新疆ウイグル自治区南西部,旧シルクロード南道の町。漢字では葉爾羌。旧名莎車(さしゃ)。唐僧玄奘インドからの帰路ここを通過している。現在はカシュガル(喀什)地区莎車県。
→関連項目タリム盆地

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世界大百科事典 第2版の解説

ヤルカンド【Yarkand】

中国,新疆ウイグル自治区南部のオアシスおよびその中心都市名。南方カラコルム山脈から流れ下るヤルカンド川のタリム盆地への出口,タクラマカン砂漠の南西端に位置する。前2世紀には既にオアシスが成立しており,中国史料では莎車(さしや)と記している。以来,東西交易路の一拠点であり,また中央アジアとインドを結ぶ道の起点として繁栄した。古代の住民はアーリヤ系仏教徒であったが,9世紀から11世紀の間にトルコイスラム教徒に替わり,ヤルカンドの名もこの頃現れる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヤルカンド
やるかんど / 葉爾羌
Yarkand

中国、新疆(しんきょう)ウイグル自治区南西にある一大オアシス、およびその中心となる都市。現在行政上では莎車(さしゃ)という漢音表記の古名が、1884年新疆省成立以来使われているが、住民の大多数はイスラム教徒のトルコ系ウイグル族であり、従来どおりヤルカンドの名でよばれている。この地はカラコルム山脈の融雪河川ヤルカンド川が、タリム盆地のタクラマカン砂漠に注ぐ地点にあり、すでに漢代には人口約1万6000人の莎車国が存在し、古くからシルク・ロードの重要なオアシスとして繁栄し続けてきた。それはアフガニスタン、インド方面へ向かうシルク・ロードの最大の難所パミール・ヒマラヤ越えの拠点として東西通商路上の要衝となり、周辺オアシス・遊牧地帯からの農産物、畜産物の集散地として発達してきたためである。この経済上の利点を背景に、カシュガルとともにタリム盆地のオアシス地帯における政治的中心地を形成してきた。現在でも、南新疆における小麦、トウモロコシ、綿花などの重要な産地となっている。[真田 安]

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世界大百科事典内のヤルカンドの言及

【莎車】より

…《魏書》には渠沙国として見える。新疆ウイグル自治区のヤルカンド(葉爾羌)にあたる。現在の人口は約4万5000。…

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