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ヨーロッパ経済協力機構 ヨーロッパけいざいきょうりょくきこうOrganization for European Economic Cooperation; OEEC

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヨーロッパ経済協力機構
ヨーロッパけいざいきょうりょくきこう
Organization for European Economic Cooperation; OEEC

マーシャル・プランに対応すると同時に相互協力を目的として,イギリス,フランスなど 16ヵ国が 1948年6月の条約で設立した国際機構。本部はパリに所在。西ドイツは 49年に,スペインは 59年に加盟。アメリカ,カナダ両国は 50年に準加盟した。復興援助の配分調整を行い,それが 52年に終了したのちは,貿易の自由化,通貨の交換性を目指した。 OEEC枠内で,ヨーロッパ決済同盟ヨーロッパ生産性機関,ヨーロッパ運輸相会議,ヨーロッパ原子力機関も設立されていた。 61年,経済協力開発機構 OECDの発足により発展的解消をとげた。

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百科事典マイペディアの解説

ヨーロッパ経済協力機構【ヨーロッパけいざいきょうりょくきこう】

Organization for European Economic Cooperationといい,略称OEEC。第2次大戦後のヨーロッパ復興を目的とする米国のマーシャル・プラン受入れ機構として,1948年設置された国際機構。
→関連項目OECD原子力機関スパークヨーロッパ通貨協定

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大辞林 第三版の解説

ヨーロッパけいざいきょうりょくきこう【ヨーロッパ経済協力機構】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヨーロッパ経済協力機構
よーろっぱけいざいきょうりょくきこう
Organization for European Economic Cooperation

略称OEEC。1947年、アメリカはヨーロッパ復興援助計画、いわゆるマーシャル・プランを発表、これに基づいて48年4月16日にヨーロッパ16か国によって「ヨーロッパ経済協力に関する条約」が調印され、OEECが設立された(加盟国はのち18か国)。OEECはマーシャル・プランの受入れ機関として設立されたもので、アメリカからの総額約132億ドルの援助資金を基として、ヨーロッパ諸国の経済の復興、貿易の自由化などを行うことを目的とした。その後、1950年代後半にヨーロッパ諸国の経済が回復すると、これまで援助供与国であったアメリカがヨーロッパ諸国と経済政策の調整を行うことが必要となり、また、当時増大しつつあった発展途上国に対する援助の負担を先進諸国において分担することが要請されるようになった。こうした国際社会の発展および構造変化に対応するため、OEECは1961年9月30日をもって経済協力開発機構(OECD)に改組された。[横川 新]

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世界大百科事典内のヨーロッパ経済協力機構の言及

【OECD】より

…経済協力開発機構Organization for Economic Co‐operation and Developmentの略称。1961年9月30日発効のOECD条約にもとづき発足した国際機構であるが,前身のヨーロッパ経済協力機構Organization for European Economic Co‐operation(略称OEEC)を改組・発展させたもの。本部パリ。…

【ヨーロッパ共同体】より

…ヨーロッパにおける三つの超国家的な地域統合機構であるヨーロッパ経済共同体(EEC),ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC),およびユーラトム(ヨーロッパ原子力共同体EURATOM)の総称。ECと略称するが,1992年のマーストリヒト条約によって誕生したヨーロッパ連合(EU)の一部となった。3共同体の立法機関である理事会と執行機関である委員会が,1965年4月に調印された融合条約によって,単一のEC理事会(通称は閣僚理事会)と単一のEC委員会に統一されることになり,67年7月1日を機に3共同体は機構的に統一され,以後ヨーロッパ共同体と呼ばれることになった。…

【ヨーロッパ連合】より

…第2次大戦が終わると,アメリカとソ連の狭間に立って没落の感を強めたヨーロッパ諸国は,統合を模索しはじめた。マーシャル・プランの受入れ体制としてヨーロッパ経済協力機構(OEEC)を設立することを審議していたヨーロッパ経済協力委員会と,安全保障を担うことが期待されていたブリュッセル条約機構を主要な舞台にさまざまなアイディアが提出され,交渉が行われた。しかし,結局誕生したOEECも,ヨーロッパ審議会も,構成国の主権には手を触れない政府間機構にとどまった。…

※「ヨーロッパ経済協力機構」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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