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ラント法 ラントほうLandrecht

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラント法
ラントほう
Landrecht

ラント内に適用される地方法。中世ドイツにおいて,ラントの地域行政の進出に伴って,属人主義をとる部族法から分化した法で,全国共通に通用した直接法たる帝国法に対し,地方特別法を形成した。また,ラント法は都市法やレーン法,家士法などの特別法に対しては,ラント内における普通法の関係にあった。このような諸法圏の分裂がドイツ法の統一を妨げる大きな原因となった。『ザクセン・シュピーゲル』などの中世の法書や各ラント法典 (→プロシア一般ラント法 ) などがラント法の典型である。 (→領邦法 )  

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世界大百科事典 第2版の解説

ラントほう【ラント法 Landrecht】

ドイツ法史の用語。11世紀後半から13世紀にかけて,ドイツでは大小さまざまの領邦(ラント)が形成されていったが,その領域に一般的に妥当する法およびその法記録がラント法である。このころになると,主観的権利(レヒト)と客観的規範(レヒト)の両義をあわせもつ法(レヒトRecht)観念が出現するとともに,教会法と世俗法の区別をはじめとするさまざまの法領域の分化が進行し,その過程を通じてラント法も一個の独自の法領域としてみずからを確立してゆく。

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