リレー(読み)りれー(英語表記)relay

翻訳|relay

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リレー
りれー
relay

あらかじめ定められた電気的量、物理的量に応じて動作し、電気回路を制御する機能をもった装置。継電器ともいう。基本的にリレーは、電圧、電流、あるいは位置、速度、温度などの物理量について、その大きさ、振幅、周波数、極性、継続時間などが所定の値に達する(あるいは特定の帯域に移行する)ことにより、この変化を検出して他の電気回路の開閉を制御するものであり、電力系統の保護リレー、多種多様な電力機器の保護・制御用リレー、家庭用電気器具の保護・制御用リレー、通信用リレーなどその機能や用途によって多種多様なものがある。1990年ごろからはアナログ方式リレーによる保護・制御にかわってマイクロプロセッサーによる、より高度で高速なデジタル方式の保護・制御が普及してきている。

[内田直之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

リレー

〘名〙 (relay)
① (━する) 途中で受け継ぐこと。また、順々に次の人に渡すことによって品物や情報を送り届けること。中継。
※夢声戦争日記〈徳川夢声〉昭和一八年(1943)一月一七日「次に、花の名前をリレーして云い合う」
② 陸上競技・スキー・水泳・スケートなどで、数人の選手が一組となり、それぞれに、定められた距離を受け持って次の選手に受け継ぎながら速さを競うチーム‐レースのこと。リレー競走。リレーレース。
※湖畔手記(1924)〈葛西善蔵〉「ボートのリレー」
③ =けいでんき(継電器)〔物理学術語和英仏独対訳字書(1888)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リレー
Relay

アメリカが開発した初期通信衛星軌道は低いほうで,地上からの電波を増幅して地上へ送り返す能動型。直径 74cm,高さ 85cmの箱型をしたもので,重さ 78kg 。表面には太陽電池が張られ,中継能力はテレビ1回線,電話 600回線。リレー1号は 1962年 12月に打上げられた。 63年 11月には日米間ののテレビ宇宙中継に使われ,11月3日に暗殺された J.F.ケネディ米大統領の事件が生ニュースで送られた。2号は 64年1月に打上げられ,3月に日本からの太平洋横断テレビ中継に成功した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

リレー【relay】

継電器ともいい,19世紀の初め電信中継用として作られた。もっとも多く使われる電磁リレーは図のように小電力コイルに入力したとき,電磁石の原理で動く接極子に連なる電気接点を閉じまたは開く。その際多数の接点によって数多くの回路を,または入力より大きな電流を断続できる。電磁リレーの特徴は入力回路と出力回路とが独立過負荷雷サージに強い,高信頼性,低価格などであり,用途は電話交換機,信号機,自動制御,電力の回路保護などである。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

国民投票法

正式名称は「日本国憲法の改正手続に関する法律」。平成19年法律第51号。2007年(平成19)5月18日に制定され、施行は3年後の2010年5月18日である。この法律は、日本国憲法第96条に定める日本...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android