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リントン Linton, Ralph

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リントン
Linton, Ralph

[生]1893.2.27. フィラデルフィア
[没]1953.12.24. ニューヘーブン
アメリカの文化人類学者。スオースモア・カレッジを卒業後考古学に興味をもち発掘調査に参加するが,マルキーズ諸島に滞在中の 1920年に考古学から人類学に転向。その後マダガスカルおよび東アフリカの調査 (1925~27) を行う。人類学,心理学,社会学を総合的にとらえた理論的著作『人間の研究』 The Study of Man (36) ,ある文化において基調となっているパーソナリティの共通要素を取上げた『パーソナリティの文化的背景』 The Cultural Background of Personality (45) などがある。ウィスコンシン (28~37) ,コロンビア (37~46) ,エール (46~53) の各大学の教授を歴任した。 (→心理人類学 )  

リントン
Linton, William James

[生]1812.12.7. ロンドン
[没]1897.12.29. ニューヘーブン
イギリスの木版画家,著述家,社会運動家。版画家 G.ボナーのもとで修業し,若い頃から展覧会,書籍,雑誌に作品を発表した。 1840~50年代の初め,積極的にチャーティスト運動に参加。 1866年にアメリカへ移住し,ニューヘーブンに印刷所を開き,自身も詩,自伝などの著作を残した。主著『木彫の名匠たち』 The Masters of Wood-Engraving (1889) 。

リントン
Rhinthon

[生]前300頃
[没]?
ギリシアの詩人。シラクサまたはタレンツムに生れた。南イタリアのギリシア植民地で盛んに行われた笑劇フリュアケスを文学的演劇にまで高め,悲劇の題材を喜劇風に扱った。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

リントン

米国の人類学者。文化と個人の関係を重視し,文化とは習得された行動,およびその結果の統合形態であるとし,文化とパーソナリティ理論形成に貢献。未開社会の豊富なデータを使ってパーソナリティ形成の問題を初めて系統的に取り上げた。
→関連項目土着主義運動

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リントン
りんとん
Ralph Linton
(1893―1953)

アメリカの文化人類学者。フィラデルフィアのクェーカー教徒の家に生まれる。スウォスモア・カレッジを卒業。その後、ペンシルベニア大学、コロンビア大学で学び、1925年ハーバード大学で学位取得。28年ウィスコンシン大学教授、37年コロンビア大学教授を経て、46年エール大学教授。文化とパーソナリティー研究において指導的役割を演じ、39年から5年間にわたって学会誌『アメリカン・アンソロポロジスト』American Anthropologistの編集にもあたった。個々人のパーソナリティー形成に及ぼす文化の役割の解明と理論化に力を注ぎ、コロンビア大学時代には精神分析学者カーディナーと協力して数々の注目すべき研究成果をあげた。しかし、彼の説はカーディナーとは異なり、幼児期決定論ではなく、地位や役割に伴う社会的要請に対する適応といった過程も考慮に入れていた。「基本的パーソナリティー・タイプ」と「身分パーソナリティー」の区別がそれに対応する。前者は一社会の成員に共通する価値=態度体系にあたるもので、一致した情緒的反応を生み出す「深層の」パーソナリティーで、幼児期の育児の方法となんらかの関係がある。それに対し後者は、個々人が社会体系内の特定の位置に適応していく過程で身につける一定の反応の統合体、およびその背後にある価値=態度体系で、前者に付け加えられた表層部にあたる。この二概念によって個人、文化、社会の相互関係を統合的にとらえうるとした。また彼は人類学、社会学、心理学の統一による「人間科学」science of manを主唱した。主著に『人間の研究』『パーソナリティーの文化的背景』『文化の木』などがある。[濱本 満]
『清水幾太郎・犬養康彦訳『文化人類学入門』(1972・創元社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

367日誕生日大事典の解説

リントン

生年月日:1812年12月7日
イギリスの木版画家,著述家,社会改良家
1898年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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