翻訳|ruby
印刷用語の一種で,主として漢字の右わきに読み方を示すふりがな,もしくはその活字をいう。4号ないし5号活字のふりがなには7号活字が使われた。7号は欧文のルビ型活字の大きさ(5.5ポイント)に相当することから,ふりがなをルビというようになった。ルビをつけるのは活版組版上煩雑なことから,それを解消するため,1927年に東京築地活版製造所から6号ルビ付活字が製造販売された。また秀英舎からも8ポイント,9ポイントのルビ付活字が売り出され,新聞,雑誌に広く用いられた。すべての漢字にふりがなをつけることを〈総ルビ〉といい,難字などに部分的につけることを〈パラルビ〉という。第2次大戦後,新聞は当用漢字をいち早く採用したが,当用漢字は原則としてふりがなはつけないことになっているため,固有名詞など難字を使用するときはかっこで囲んで音や訓を添える方式がとられている。
執筆者:矢作 勝美
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報
…和名を紅玉という。アルミナの結晶であるコランダムのうち,赤色透明のものをルビーといい,その他の色はすべてサファイアの名称で呼ばれる。赤色は少量の酸化クロム(VI)CrO3の含有による。中世以前においては,赤色透明の宝石はすべてルビーと称されていた。ルビーの真っ赤な色は,不滅の炎と信ぜられ,燃え上がる情熱や深い愛情を象徴するものと考えられていた。また,血の色を思わせるその赤さは,出血や炎症の病に効果あると思われ,不死身の力を授けるものとして,戦場での傷よけの護符であり,また婦人の出産のお守りとしても貴ばれてきた。…
※「ルビ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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