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ル・モンド ルモンド

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百科事典マイペディアの解説

ル・モンド

フランスの代表的な高級夕刊紙。1944年パリ解放後,対独協力紙《ル・タン》の施設を引き継いで創刊。知識人の間に影響力が強い。創刊以来,1969年の引退まで編集長ブーブ・メリーがシリウスSiriusの筆名で長く健筆をふるった。
→関連項目ギベールギラン

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ル・モンド
るもんど
Le Monde

フランスの代表的高級紙。パリ発行の夕刊紙。パリ解放後の1944年12月18日、レジスタンスに参加した法学者ユベール・ブーブメリHubert Beuve-Mry(1902―1989)が、第二次世界大戦前の有力紙『ル・タンLe Temp』の編集陣を引き継いで創刊。あらゆる権力からの独立を旗印に、フランスのNATO(ナトー)(北大西洋条約機構)加盟、インドシナ戦争、アルジェリア戦争反対の論陣を張った。これを嫌う政界と重役会の圧力でブーブメリ社長は1951年退陣に追い込まれたが、記者会と読者の支援組織の闘いで同社長の復帰をかちとるとともに、記者会が40%の株式を支配する持株組織となり、外部からの圧力に抗する『ル・モンド』の独立性を強めた。しかし1980年代以降、テレビ、ラジオやインターネットの普及と並行した新聞不況のなかで厳しい財政困難に陥り、記者会の持株組織も機能しなくなった。2010年6月、高級ファッションブランドのイブ・サン・ローラン創立者であるピエール・ベルジェPierre Berg(1930― )ら社会党系の実業家3人のグループ「トリオ」が、サルコジ大統領の推す保守系グループとの株式買収合戦を展開。同社の最高意思決定機関である監査委員会の投票によって「トリオ」の買収が成功した。この結果、同紙の左派ないし中道左派系の論調は維持されることになった。題号Le Monde(世界の意)の名に恥じず国際問題に大きな紙面を割く編集方針に定評があり、世界の政治家や外交専門家に影響力をもつ。2010年の発行部数は約32万部。[伊藤力司]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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