レヴィ=ストロース(その他表記)Claude Lévi-Strauss

旺文社世界史事典 三訂版 「レヴィ=ストロース」の解説

レヴィ=ストロース
Claude Lévi-Strauss

1908〜  
フランスの文化人類学
初め哲学を学ぶが,アメリカの文化人類学者ローウィーの著作に触れ人類学に開眼。1935年サンパウロ大学に招かれてから,ブラジルインディオを調査。第二次世界大戦後は,言語学のコード・メッセージの概念集団表象としての文化の分析に適用することによって,人類文化の構造を明らかにする方法を確立。彼の方法は,人類学のみならず,他の知的分野にも影響をおよぼしている。主著に『親族の基本構造』『悲しき熱帯』『構造人類学』『野生思考』などがある。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

山川 世界史小辞典 改訂新版 「レヴィ=ストロース」の解説

レヴィ・ストロース
Claude Lévi-Strauss

1908~2009

フランスの文化人類学者。構造人類学を提唱したコレージュ・ド・フランス教授。1935~38年にブラジルのサンパウロ大学(歴史家のブローデル在職)に赴任し,インディオの実地調査にあたる。ヤコブソンソシュール言語学から示唆を得て,言語と文化の構造の類似性に着目し,未開社会親族組織神話の研究に新境地を開く。主著に『親族の基本構造』(1949年)。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「レヴィ=ストロース」の意味・わかりやすい解説

レヴィ・ストロース
れぶぃすとろーす

レビ・ストロース

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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