ロジェストベンスキー

百科事典マイペディア「ロジェストベンスキー」の解説

ロジェストベンスキー

ロシア海軍軍人日露戦争当時海軍中将,侍従武官長。1904年2月に勃発した日露戦争において,旅順港にあったロシア太平洋艦隊は日本海軍によって港内に封鎖されていた。ロシアは強力なバルチック艦隊の中から第2太平洋艦隊を編制,ロジェストベンスキーを司令長官として,10月中旬バルト海から日本海への大遠征に向かわせた。1905年1月旅順が陥落して太平洋艦隊が壊滅すると(旅順攻略),さらにネボカトフを司令長官とする第3太平洋艦隊を編制,両艦隊は仏印カムラン湾で落ち合い,5月中旬北上を開始。27日対馬沖で東郷平八郎率いる日本艦隊と遭遇し,日本海海戦が始まった。2日間にわたる戦闘は日本海軍の圧勝に終わり,旗艦スウォーロフの司令塔にいたロジェストベンスキーは重傷を負って捕虜となり,ネボカトフは降伏した。同年9月日露講和条約(ポーツマス条約)が調印され,11月から捕虜の送還が開始されると,ロジェストベンスキーも日本を離れた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「ロジェストベンスキー」の解説

ロジェストベンスキー
Rozhestvenskii, Robert Ivanovich

[生]1932.6.20. アルタイ,コシハ
[]1994.8.20.
ソ連詩人。 1950年代後半~60年代に登場したいわゆる「雪どけ」を代表する詩人の一人。軍人の家に生れ,両親が戦線に参加したのちは孤児院で育った。ペトロザボーツク大学,ゴーリキー文学大学を卒業,55年処女詩集『春の旗』 Flagi vesnyを出版,以後『試練』 Ispytanie (1956) ,『同年者へ』 Rovesniku (62) など 10冊近い詩集を出している。叙事詩『鎮魂歌』 Rekviem (61) は D.カバレフスキーが作曲した。ほかに叙事詩『30世紀への手紙』 Pis'mo v 30 vek (63) などがある。

ロジェストベンスキー
Rozhestvenskii, Zinovii Petrovich

[生]1848.11.11.
[没]1909.1.14.
ロシアの軍人,提督日露戦争の際,1904年4月第2太平洋分遣艦隊司令官に任じられ,10月から翌年5月バルト海から極東バルチック艦隊を移動させたが,対馬沖の海戦で日本の連合艦隊完敗 (→日本海海戦 ) 。日本の捕虜となり,ロシアに帰国後軍法会議にかけられたが,重傷の理由で放免,06年退役。

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精選版 日本国語大辞典「ロジェストベンスキー」の解説

ロジェストベンスキー

(Zinovij Pjetrovič Roždjestvjenskij ジノビー=ペトロビチ━) ロシアの提督。日露戦争の時のバルチック艦隊司令長官。日本海海戦に敗れて捕虜となる。一九〇六年軍法会議で無罪。(一八四八‐一九〇九

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デジタル大辞泉「ロジェストベンスキー」の解説

ロジェストベンスキー(Zinoviy Petrovich Rozhdestvenskiy)

[1848~1909]ロシアの海軍軍人。日露戦争に際し、第二太平洋艦隊司令長官に就任。1905年、日本海海戦に大敗し、捕虜となった。

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世界大百科事典 第2版「ロジェストベンスキー」の解説

ロジェストベンスキー【Zinovii Petrovich Rozhestvenskii】

1848‐1909
ロシアの提督。日露戦争当時,海軍中将,侍従武官長。ロシア太平洋艦隊全滅後,ロシア海軍は極東への増派艦隊の編成を行い(第2太平洋艦隊),彼はその司令長官となったが,1905年5月27~28日対馬沖で日本海軍に惨敗し(日本海海戦),敗残の艦船とともに捕虜となった。【倉持 俊一】

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世界大百科事典内のロジェストベンスキーの言及

【日本海海戦】より

…日露戦争中の1905年5月27~28日,日本海で,日本,ロシア両国艦隊により行われた海戦。ロシアは開戦以来の戦勢を挽回するため,ヨーロッパからバルチック艦隊を東洋に増遣することを決め,ロジェストベンスキー中将が指揮して,1904年10月,バルト海のリエパヤ軍港を出港した。途中,日本の同盟国イギリスの監視,圧力,妨害をうけながら,222日に及ぶ長途の遠征の後,05年5月27日早暁,対馬海峡東水道入口に達したが,日本の哨艦〈信濃丸〉はこれを発見,報告した。…

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