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ロベン島 ロベントウ

デジタル大辞泉の解説

ロベン‐とう〔‐タウ〕【ロベン島】

Robben Island》南アフリカ共和国南西部の都市ケープタウンの沖合にある小島。周囲の海流が強く脱出が困難なことから、17世紀から流刑地として使われた。20世紀後半にはアパルトヘイトに抵抗した有色人種の収容所として使用。アパルトヘイト廃止後は監獄などの施設を自由獲得の象徴として保存・公開している。1999年、世界遺産(文化遺産)に登録された。ロビン島。

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世界遺産詳解の解説

ロベンじま【ロベン島】

1999年に登録された南アフリカ共和国の世界遺産(文化遺産)で、西ケープ州のケープタウンから9.3km沖合のテーブル湾にある面積547haの島。この島は「監獄島」とも呼ばれているとおり、オランダの植民地時代の17世紀の終わりから、島の大部分が流刑地として使われてきた歴史を持つ。また、ハンセン病患者の隔離施設としても用いられてきた。これは、この島の周辺海域は海流が激しく、脱出が困難なことによる。同国がイギリスの植民地になって以降も、監獄、隔離施設として用いられ、さらに同国政府も1959年から1991年までの間、アパルトヘイトに抵抗した黒人の牢獄として活用した。この間、オランダの植民地時代には政治的指導者などの政治犯が多数収容され、他国の人々も多数収監されていた。共和制に移行した後も、元大統領でノーベル平和賞を受賞したネルソン・マンデラやウォルター・シスール、ロバート・マンガリソ・ソブクウェを含む多数の政治犯が、この島に収監されていた。こうしたことから、この島は現在の南アフリカ共和国の人々にとっては、アパルトヘイト時代の象徴であり、逆に、人種差別や人権抑圧などの苦難を乗り越えて民主主義と自由のために闘った象徴にもなっている。現在、ロベン島はロベン島教会を除いて政府が所管し、島全体が博物館になっており、元囚人や元看守がガイドを行っている。また、この島はケープペンギンの生息地でもある。◇英名はRobben Island

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