コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ローゼンバーグ Rosenberg, Isaac

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ローゼンバーグ
Rosenberg, Isaac

[生]1890.11.25. ブリストル
[没]1918.4.19.
イギリスの詩人。将来を嘱望されたが,第1次世界大戦中フランス戦線で戦死。処女詩集は『夜と昼』 Night and Day (1912) 。死後 R.ビニョンの回想録を付した『詩集』 Poems (22) ,S.サスーンの序文付きで手紙などを含む『全詩集』 Collected Poems (37) が出版された。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

ローゼンバーグ

米国の文芸・美術評論家。ニューヨーク生れ。1930年代から柔軟な左翼的立場で芸術一般を論じたが,第2次大戦直後のアメリカに起こったJ.ポロックやW.デ・クーニングらの抽象絵画を〈アクション・ペインティング〉と命名し,ダイナミックな論理で分析したことで知られる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ローゼンバーグ【Harold Rosenberg】

1906‐78
アメリカの美術批評家。第2次大戦直後のアメリカに起こった抽象絵画を〈アクション・ペインティング〉と命名し,これをダイナミックな論理で分析したことで知られる。J.ポロック,W.デ・クーニングらの画家にとって〈キャンバスは“表現する”場であるよりも,むしろ行為(アクト)する場としての闘技場に見えはじめた〉とし,〈絵ではなく事件〉を画面上に生起させた,生(なま)の現在とアクションが,アメリカ美術をヨーロッパ美術の伝統から解放したと説いた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ローゼンバーグ
ろーぜんばーぐ
Isaac Rosenberg
(1890―1918)

イギリスの詩人。ユダヤ系ロシア移民を両親にブリストルで生まれ、幼時ロンドンに移る。画家として身をたてるためスレード美術学校に入学、かたわら詩作を続け、詩集『夜と昼』(1912)でエズラ・パウンドらに認められた。第一次世界大戦勃発(ぼっぱつ)と同時に召集され、フランス戦線で戦死した。言語実験に強い関心をもち、未完に終わったが、従軍中の「塹壕詩(ざんごうし)」は力感に満ち、その詩才が惜しまれる。[上田和夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内のローゼンバーグの言及

【アクション・ペインティング】より

…第2次大戦後10年間あまりアメリカで主流となった絵画の傾向で,ヨーロッパのアンフォルメル(抒情的抽象)に対応する。批評家ローゼンバーグが1952年の論文で初めて使った言葉。もともと,床に大きな画布をしいて中に入り込み文字どおりアクションによって描くポロックに由来し,狭義では彼の絵画のみに限定して用いられる。…

※「ローゼンバーグ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

ローゼンバーグの関連キーワードフレデリック・M. ビンソンウイリアム・O. ダグラスレオン クルチコフスキオッペンハイマー事件ローゼンバーグ事件マッカーシイズムマンハッタン計画クルチコフスキ癌の遺伝子療法愛は死を越えて冷戦史(年表)さすらいの航海新・動く標的11月25日失われた委曲抽象表現主義G. ソリヤドクトロウ遺伝子治療原爆スパイ

今日のキーワード

アウフヘーベン

ヘーゲル弁証法の基本概念の一。あるものを否定しつつも、より高次の統一の段階で生かし保存すること。止揚。揚棄。→アン‐ウント‐フュール‐ジッヒ →弁証法...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ローゼンバーグの関連情報