コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ローヌ川 ローヌがわRhône

翻訳|Rhône

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ローヌ川
ローヌがわ
Rhône

スイス南部およびフランス南東部を流れる川。全長 812km。スイス,バレー州のローヌ氷河に源を発し,ブリーク付近で流量を増し,アルプペニンベルナーオーバーラントの間をほぼ西流し,マルティニで北西に流路を変えてレマン湖 (ジュネーブ湖) に流入。レマン湖を流出してフランス領に入り,ジュラ山脈に横谷を形成しながら迂回してリヨンにいたる。ここでソーヌ川と合流,マシフサントラル (中央山地) の東縁に沿って南流,途中イゼール川,ドローム川を合せ,アビニョンの下流でデュランス川を合せ,大三角州を形成しながら地中海のリヨン湾に注ぐ。上流域はフランス最大の電源地帯。リヨンから下流の谷は,ソーヌ,モーゼル,ライン各川の谷とともに,地中海地方と北海および大西洋地方を結ぶ連絡路として,歴史的にも重要な役割を果した。急流が多いため水運は従来不振であったが,危険部分の迂回用など運河の建設も進んでおり,さらにダムの建設,水運用閘門の改善なども大規模に行われて,通航の便が増大している。ベルフォール近郊からストラスブールを結ぶローヌ=ライン運河がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

ローヌ‐がわ〔‐がは〕【ローヌ川】

Rhôneスイスのアルプス山中に源を発して西流、レマン湖を経て、フランス南東部を南流して地中海に注ぐ川。長さ812キロ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ローヌ川
ろーぬがわ
le Rhne

スイス南部とフランス南東部を流れて地中海に注ぐ川。全長812キロメートル。スイス領内290キロメートル中、72キロメートルはレマン(ジュネーブ)湖を通過する。流域面積9万7000平方キロメートルの90%近くがフランス領。ラテン語名ロダヌス川Rhodanus。アルプス山中、フルカ峠に近いローヌ氷河に発し、スイスのバレー(ワリス)州内を南西流、北西流してレマン湖に入る。同湖南西端のジュネーブから流出してフランス領に入り、ジュラ山脈とサボア・アルプスの間を大きく曲流しながらほぼ南西流してリヨンに至る。ここからは、ほぼまっすぐに南流してカマルグ地方の三角州に至り、大小二つのローヌ川に分流してリオン湾に流れ込む。ソーヌ川、イゼール川、ドローム川、デュランス川、ガール川など支流が多く、支流や運河を通じてセーヌ川やライン川とも結ばれ、フランス南東部の河川交通の大回廊を形成している。
 1933年ローヌ公社(CNR(セーエヌエル)=Compagnie Nationale du Rhne)が設立され、上流のジェニシアから下流のアルルに至るまで計21のダムを築造し、発電、灌漑(かんがい)に利用するとともに、運河開削、浚渫(しゅんせつ)、河港整備などの総合開発事業を進めてきた。1960年代に開発が進み、この事業により、それまで急流であったローヌ川は姿を変え、流域の工業化に重要な役割を果たした。流路にはリヨン、ビエンヌ、バランス、モンテリマル、アビニョン、アルルなどの都市があり、それぞれ工業化が著しい。河谷平野はブドウ、果樹、野菜、小麦の栽培地である。[高橋 正]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローヌ川の関連キーワードセヴラック:組曲「ラングドックにて」/piano soloアルル,ローマ遺跡とロマネスク様式建造物群プロバンスアルプコートダジュールピコドン・ド・ラ・ドロームピコドン・ド・ラルデーシュバランス・シュル・ローヌビルヌーブレザビニョンローヌ・ライン運河ポン・デュ・ガールバレー(スイス)シンプロン[峠]コートデュローヌデュランス[川]ミストラル(風)カマルグ湿原地帯イゼール[川]モンテリマールソーヌ[川]ウォルカイ人ブナスク伯領

今日のキーワード

歌舞伎町ブックセンター

東京都新宿区歌舞伎町にある、ホストやホステスが書店員として接客する書店。歌舞伎町でホストクラブを運営するスマッパグループの事務所1階にあるイベント・カフェスペース「jimushono1kai」に併設さ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ローヌ川の関連情報