三箇日(読み)サンガニチ

デジタル大辞泉 「三箇日」の意味・読み・例文・類語

さんが‐にち【三箇日】

正月元日から3日までの3日間。 新年門番に餅を賜ふや―/子規
[類語]松の内正月一月新年新春初春しょしゅん・はつはる孟春もうしゅんはる年始年初睦月むつき陽春

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三箇日」の意味・読み・例文・類語

さんが‐にち【三箇日】

〘名〙
① 正月の元日・二日・三日をいう。この三日間は年始の祝日として、雑煮を祝い、年賀挨拶(あいさつ)にまわり、訪問客には屠蘇(とそ)をすすめる。《季・新年》 〔大乗院寺社雑事記‐永正二年(1505)正月三日〕
大阪の宿(1925‐26)〈水上滝太郎〉一一「三箇日(サンガニチ)新年宴会の五日は、会社も休みだった」
初日から三日間をいう。
大鏡(12C前)三「御禊よりはじめ三箇日の作法出車などのめでたさ、おほかた御さまのいと優に、らうらうじく」

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