新年宴会(読み)シンネンエンカイ

デジタル大辞泉 「新年宴会」の意味・読み・例文・類語

しんねん‐えんかい〔‐エンクワイ〕【新年宴会】

新年を祝って催す宴会新年会 新年》
1月5日宮中で、天皇が、皇族高位・高官者、外国使臣に宴を賜った儀式。第二次大戦後廃止。
[類語]例会定例会総会大会部会年会常会納会大納会月並み会定時総会朝礼忘年会

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精選版 日本国語大辞典 「新年宴会」の意味・読み・例文・類語

しんねん‐えんかい‥エンクヮイ【新年宴会】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 新年を祝って催す宴会。新年会。
    1. [初出の実例]「夜府中の官吏、及び米公使『デロンク』夫婦を招き、旅館に新年宴会を開く」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
  3. 第二次世界大戦以前、一月五日に、宮中で新年の祝賀として、皇族、親任官、外国使臣などを招いて行なった儀式。また、その一月五日の祝日。元日の節会(せちえ)明治になって再興し、明治五年(一八七二)に正式の名称としたもの。《 季語・新年 》 〔日新真事誌‐明治六年(1873)一〇月一七日〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「新年宴会」の意味・わかりやすい解説

新年宴会
しんねんえんかい

宮中の儀式の一つで、新年の初めにその年を祝う宴会をいう。この起源は奈良時代以来朝廷を中心に行われた元日の節会(せちえ)であるが、室町時代末、皇室衰微とともにいったん廃絶していた。それを明治になって再興し、1872年(明治5)に新年宴会と称したのである。ただし元日には種々の行事が重なるため、72年には5、6日の両日、75年以後は5日のみに行われた。また、89年の宮城完成後はおもに豊明殿(ほうめいでん)で行われたが、第二次世界大戦終了の1945年(昭和20)に中止された。

[犬馬場紀子]

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「新年宴会」の解説

新年宴会
しんねんえんかい

歌舞伎浄瑠璃外題
初演
明治29.1(東京・歌舞伎座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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