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不動態 フドウタイ

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デジタル大辞泉の解説

ふどう‐たい【不動態】

金属がもっている化学反応性を失った状態。鉄を濃硝酸に入れると、表面に酸化被膜ができるため、酸に溶けなくなるなど。

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大辞林 第三版の解説

ふどうたい【不動態】

金属が普通の状態で示す反応性を失った状態。例えば、希硝酸に溶ける鉄を濃硝酸に浸すと溶けないなど。酸化物の薄膜が金属表面をおおうことなどが原因。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

不動態
ふどうたい
passive state

不働態とも書く。通常の金属が、当然示すはずである活性を失って、一見、貴金属(容易に化学的変化を受けない金属をいう。金、銀はその代表的なものである)であるかのように挙動する状態をいう。たとえば、濃硝酸に鉄片を入れると、まったく不活性となり酸と反応しなくなってしまう。また、この鉄片を取り出して硫酸銅溶液に入れても銅を析出することはない。このような現象は鉄のほかにも、ニッケルクロムコバルトアルミニウムなどにおいて認められている。
 原因としては、表面にきわめて薄いがじょうぶな酸化物の被膜が生じるためと考えられている。銅はフッ化水素やフッ素に侵されるが、表面がフッ化銅で被覆されてしまうともはや侵食は止まり、やはり一種の不動態を示す。フランスのモアッサンが単体フッ素のいろいろな実験を銅の容器で行ったというのも、この不動態の利用にほかならない。[山崎 昶]

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世界大百科事典内の不動態の言及

【不働態】より

…不動態とも書く。硫酸中に鉄Fe試片を浸漬し,これを陽極として働かせると,電極電位が高くなるにつれて金属の溶解が盛んになり,図1のように電流密度は増加する。…

※「不動態」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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