日本歴史地名大系 「不破八幡宮」の解説
不破八幡宮
ふばはちまんぐう
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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高知県四万十(しまんと)市不破に鎮座。応神(おうじん)天皇、神功(じんぐう)皇后、玉依姫命(たまよりひめのみこと)を祀(まつ)る。1480年(文明12)大納言(だいなごん)一条房家(ふさいえ)が土佐国司として在国のとき、京都石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)を勧請(かんじょう)、同時に宇山村神護山太平寺境内の応神宮を分祀(ぶんし)し、幡多(はた)郡総鎮守としたことに始まると伝承、以後、長宗我部(ちょうそがべ)、山内氏に保護されてきた地方名社。正八幡宮、広幡八幡宮(ひろはたはちまんぐう)と称し、明治初年現社名とする。明治の制で県社。本殿は国指定重要文化財。例祭10月10日、ほかに旧暦3月15日、同じく旧暦10月15日に「山川海(さんぜんかい)」と唱える特殊神事を伝承する。
[鎌田純一]
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