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世界救世教 せかいきゅうせいきょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

世界救世教
せかいきゅうせいきょう

1950年岡田茂吉によって創始された新宗教。世界メシア教ともいう。前身は 34年大本教を脱退し翌年創立した大日本観音会。肥料農法の弊害を警告して自然農法を提唱し,薬禍,薬害を警告しての浄霊活動が当局の忌諱に触れて弾圧を受け,活動を一時断念。第2次世界大戦後信教の自由となり,47年日本観音教団として再建した。本尊は大光明真神 (みろくおおみかみ) 。病,貧,争の原因は霊魂のけがれにあり,浄霊により,真,善,美の調和をもたらし,地上に天国を実現すると説く。総本部は静岡県熱海市。公称信徒数約 84万人 (1996) 。 (→MOA美術館 )

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知恵蔵の解説

世界救世教

岡田茂吉(1882〜1955)が創始した新宗教。大本信者であった岡田は1931年、千葉県鋸(のこぎり)山で啓示を受けた。大本を脱退後、大日本観音会を創立、病気治しを中心とした活動を始めた。何度かの名称変更を経て、現在の名称に。相手に手のひらをかざし、霊を浄める「浄霊」を中心的な活動とする。また、農薬や肥料を一切使わない「自然農法」を説き、各地に研修農園や実施農場を持つ。静岡県熱海市に本部を置く。信者数は公称約84万人。世界真光文明教団神慈秀明会を始め、多くの教団がここから影響を受けた。

(岩井洋 関西国際大学教授 / 2007年)

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デジタル大辞泉の解説

せかい‐きゅうせいきょう〔‐キウセイケウ〕【世界救世教】

昭和10年(1935)もと大本(おおもと)教の信者岡田茂吉が、観音の霊力による独自の信仰治療を中心として創始した新宗教。病・貧・争のない地上天国を築くことを使命とし、そのモデルとして瑞雲郷(熱海)・神仙郷(箱根)を建設した。第二次大戦後、一時メシア教とよばれたことがある。

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百科事典マイペディアの解説

世界救世教【せかいきゅうせいきょう】

一時期,観音教・メシヤ教とも称した。教祖岡田茂吉〔1882-1955〕は東京の浅草に生まれ,病気と商売の苦労から大本教に入り,支部長をしていたが,1934年脱退。
→関連項目MOA美術館箱根美術館

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世界大百科事典 第2版の解説

せかいきゅうせいきょう【世界救世教】

岡田茂吉(1882‐1955)が開いた大本教系の新宗教。岡田は,青年期肺結核を菜食療法で克服し,民間療法による病気治癒に努めた。1928年大本教布教師となったが,31年神示により霊界の転換と天時の到来を宣言した。34年岡田式神霊指圧療法をはじめるとともに大日本観音会を開教,35年に発足した。教義は,宇宙の主神を大光明真神となし,岡田の掌から放射する観音力で浄霊が行われ,万病が治るというものであった。

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大辞林 第三版の解説

せかいきゅうせいきょう【世界救世教】

大本教系の新宗教。岡田茂吉が1935年(昭和10)大日本観音会として開教。50年世界メシヤ教(のち改名)に改編。創造主により病・貧・争を根絶した地上天国実現の役を与えられたと唱え、そのモデルを熱海・箱根・京都嵯峨に建設。病気治療を主な活動とする。

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